9月23日から25日までVRChatにて、バーチャル即売会イベントメタフェスが開催されています。メタフェスは株式会社ポリゴンテーラーコンサルティングが運営しており、総クリエイター256名以上が参加する即売会イベントです。
会場は、「DAY」と「NIGHT」の2つに分かれており、アバターなどの3Dモデルをはじめイラストやワールドといった3Dモデル以外も展示されています。VRChat公認イベントのため会場で販売されている商品はボタンを押すことで直接販売ページに行けます。
メタフェスでは音楽祭とメタフェスMeetUpといったイベントも充実しています。音楽祭は24日、25日開催されバーチャルアーティストたちがワールド内にあるステージにてパフォーマンスをします。メタフェスMeetUpは、アバターやワールドといったカテゴリ別で興味がある人が、決められた時間帯で参加者同士の交流ができるイベントです。イベントの詳細は公式サイトをご確認ください。
本記事ではメタフェスの会場の様子をさっそくレポート。回りやすくユーザーフレンドリーな会場を紹介していきます。
吹き抜けがある開放感あふれる会場
メタフェスではDAYとNIGHTの2つの会場に分かれており、出展しているブースが異なります。会場は2つのホールで構成されており、ジャンルごとにまとまっているため、誘導に従っていくだけで全部のブース、ジャンルを巡れる作りになっています。
ワールドは開放感あふれるものとなっており、フレンドがどこにいるのか分かりやすい作りとなっています。会場の至るところにユーザーコミュニティの広告が流れています。広告はバナーやモニターといった形で展示されていることもあって、会場を見るだけでも楽しめる作りになっています。
ユーザーが欲しい機能が満載 ブース紹介
各ブースでは商品のパネル、3Dモデルが展示され、販売ページに行けるボタンが用意されています。
嬉しいのはPhysBone対応やPSD付きといった商品の仕様や推しポイントについて説明されたアピールアイコンが用意があるところです。商品ページか購入まで分からないことが多い商品の仕様が、会場内で分かるようにされているのは親切な作りだと感じました。
アバターのブースでは試着ボタンが用意されており、会場内のミラーで動く姿をすぐに確かめられます。
メタフェスの特徴なのは、アバターなどの3Dモデルのみならずイラストやワールドといった3Dモデル以外を扱っている点です。
イラストでは、イラストやポスターなどが展示されており、展示品の下にあるリンクボタンから商品ページの他にも作者のTwitterなどを見られます。
ワールドでは他のブースと同じくパネルや販売ページへのリンクがあるのはもちろん、VRChatのブラウザで開けるリンクとポータルが用意されています。ブラウザからの場合、任意のインスタンスを開いて「invite me」することができるため、Public以外で行きたい人にとってはリンクが用意されているのは嬉しいポイントです。
企業ブース紹介
メタフェスではすべてで4つの企業ブースが出展されており、DAYとNIGHTの2つの会場で共通しています。
クリエイターに有償依頼できるサイトskebのブースは、自分のアバターをリクエストする「うちの子リクエスト」を紹介する内容です。リクエストする際にどのようにすればいいのか、実際にリクエストをしたイラストが展示されています。
アバター販売を行っている株式会社なのですでは、販売アバター「双迦」「ルギネア」「くろにゃむ」の展示がしています。入り口のトンネルを過ぎると3体のアバターが出迎えてくれ、アバターに触ると試着できます。
サイボウズが提供しているクラウドサービスであるkintoneでは現場での活用方法や、kintoneの仕組みについてパネルで紹介。他にもboothで販売されている技術書を試読するスペースも用意されています。
VR関連事業を手掛けるdiVRseではマルチプレイゲームシステムVR-MSSを使いながら、ヘッドマウントディスプレイ専用メガネやアバターの紹介を見られます。ブース内では案内キャラのおらくると一緒に回ることになるのですが、凝ったギミックになっているため必見です。
実際に行ってみた感想としては、ブースが程よい数だったり、アピールポイントなどの工夫があったりとユーザーフレンドリーな回りやすい即売会イベントでした。3日間の短い期間での開催のため、気になる人はすぐに行ってみてはいかがでしょうか。
●参考リンク
・メタフェス公式サイト
・メタフェス公式Twitter