PhysBoneのバグ修正と代名詞/プロフィール編集ボタンが実装。VRChat 2025.2.1オープンベータが登場

日本時間4月16日、VRChat Inc.はバージョン2025.2.1の公開に向け、オープンベータ版 (Build 1621) をリリースしました。今回のベータ版では、主にPhysBoneのバグ修正と、プロフィール機能の改善(代名詞設定・編集ボタンの追加)が行われています。

PhysBoneのバグが修正、「スカートやアクセサリーが震える」現象が解決

直近のアップデート(バージョン1.3)でPhysBoneに調整が入りましたが、その影響で一部の衣装やアクセサリー、アバターのボーンなどが意図した通りに動作しない問題が発生していました。具体的には、アバターの一部が破綻したり、スカートなどが不自然に震えたりする現象が報告されていました。

今回のオープンベータ版 (Build 1621) では、これらのPhysBoneに関するバグが修正されています。もし現在、お持ちのアバターや衣装で同様の問題が発生している場合は、ぜひオープンベータ環境で挙動を確認してみてください。

なお、オープンベータ版でもPhysBoneに関する問題が解決しない場合は、VRChat公式のフィードバックサイト (https://feedback.vrchat.com) に報告することで、開発チームに対応を促すことができます(※報告は英語で行う必要があります)。

代名詞・プロフィール編集ボタンが追加

ユーザープロフィール画面に、新たに「代名詞 (Pronouns)」の設定項目と「プロフィール編集 (Edit Profile)」ボタンが追加されました。

「プロフィール編集」ボタンを押すと表示される編集画面では、アイコンやプロフィール写真を一括で変更できます。加えて、今回新たに追加された代名詞の設定や変更も、この画面から行えます。

代名詞は、初期設定として “they/them”(性別を特定しない表現)、”he/him”(男性を示す表現)などが用意されています。これらは、ご自身の性自認などを表現するために利用できます。

また、自由記述も可能なため、ニックネームなどを設定して、他のユーザーに呼んでほしい名前を示すといった使い方もできます。4月18日のオープンベータ更新分で、配信者モードでは代名詞が表示されないように変更されています。そのため、自由欄に不適切な言葉が書かれても写り込まないなどの自衛が可能です。

その他の変更点として、カメラドリー機能にも一部修正と調整が加えられました。以下のオプションが追加されています。

・アニメーション再生中にカメラドリーのポイントを表示するオプション
・ワールド原点またはローカルアニメーションをエクスポートするオプション

変更点の詳細は、パッチノート(英語)をご確認ください。

●参考リンク
パッチノート(英語)