Vシンガーhaju:harmonics(ハユ)がVRChatに公式ワールドを本日21時公開 幻想的な世界観を先行レポ

今年8月にデビューし、初のシングル「≒」が10万再生を超えるなど注目を集めるVシンガーの「haju:harmonics」(以下、ハユ)は、新たな挑戦としてソーシャルメタバースアプリ「VRChat」へ公式ワールド「haju:prologue」を公開することを発表しました。オープンは、本日11月26日の21時からとなっています。

ハユは、今年8月13日にデビューしたVシンガー。野生のAimerとも言われる歌唱力を武器に、ふたつの声でオリジナル曲・カバー曲を歌いこなす実力派です。キャラクターデザインは、またよしさんが担当。これまで、オリジナル曲を2曲、カバー曲を3曲YouTubeにて投稿しています。

今回、メタカル最前線ではこの公式ワールド「haju:prologue」を一足先に体験。その様子をレポートします。

幻想的な世界観を表現する「haju:prologue」

今回この公式ワールドでは、ハユの世界観をまるで絵本のような幻想的な風景とともに体感できるエリアに加え、ハユの設定資料やこれまでTwitterに投稿されたファンアート作品を展示するエリアの二部構成となっています。

まず、ワールドに入ると波のせせらぎとともに、アートビジュアルの中に入って来たかのような幻想的な風景が目に留まります。

幻想的な景観

少し進んだところにある謎の白い球。アーティストさんの公式ワールドでは、よくパーティクルライブのワールドを公開されることが多いですが、ここは違います。

進んだ先にある白い球

この球に触れると、光の柱とともに中空に文字が表示されるのです。ワールドそのものを歩み進めながら文字を読んでいく、VRならではの表現を用いた絵本のような体験です。

光の球についていくと、つぎつぎとセリフが中空に浮く

そして、物語は進んでいきます。光の球に導かれるがまま、ストーリーを読んでいくと、徐々にアカペラの歌声が聞こえてきます。

いったいどんなストーリーが待ち受けているかは行ってみてのお楽しみだ

流れた先には、デビューシングル「≒」のMVが。筆者は初めて聴く楽曲でしたが、短いながらも確かな世界観を持つエリアを体験したためか、歌詞の意味が、楽曲の意味が強く語りかけてきました。楽曲に至るまでのストーリーを、ワールドとともに読ませるという手法は新鮮で、ファンはもちろんのこと、多くのVRChatユーザーにもぜひ訪れてほしいと思えるワールドです。

MV鑑賞エリア。流れ着くとデビューシングル「≒」が流れていた
そして、ファンアートの展示も

オリジナル3rd楽曲「ビスポーク」も公開

さらに、同じく本日21時からはオリジナル3rd楽曲「ビスポーク」のMVも公開されるとのこと。同MVは、公式ワールド「haju:prologue」でも上映されるほか、下記URLにて、プレミア公開を行います。

イラストレーターのまたよしさんがMVのメインイラストを担当しており、ハユの鮮やかで美しい世界観が描かれているMVになっているとのことです。

●参考リンク
haju:harmonics(Twitter)
haju:harmonics(YouTube)
haju:harmonics(公式サイト)

ABOUT US
アシュトン「メタカル最前線」初代編集長
2021年3月より「VRChat」はじめソーシャルVR/メタバースの魅力を発信するメタバースライターとして活動。週100時間以上仮想空間で生活する「メタバース住人」として、AbemaTV「ABEMA PRIME」、関西テレビ「報道ランナー」、TBS「サンデー・ジャポン」ほか多くのメディア取材を受ける。2022年4月に「メタカル最前線」を創刊。