t_furu、VRMモデルのテクスチャをブラウザ上で変更できる「VRMEditorTools」を公開 VRoidの改変がUnityいらずに?

WEBやアプリの開発を行っているt_furuさんはブラウザ上でVRMのテクスチャを変更することのできるツール「VRMEditorTools」を公開しました。

制作者のt_furuさんは、ほかにも「VRoidVRMをcluster向けに変換するツール」や、「画像をMP4動画に変更するツール」などを公開しています。

「VRMEditorTools」とは?

「VRMEditorTools」は、ブラウザで動作するVRMモデルのテクスチャを変更できるツールです。今まではUnityなどのゲームエンジンを通して、テクスチャの改変を行ってきましたが、「VRMEditorTools」はブラウザで動作するツールのためスマホでもテクスチャの改変ができるようになります。

スカートの挙動対策などその他の機能

また、同ツールではVRMモデルの視点位置の調整も可能です。スケール調整で大きさを変更もできるなど、幅広い機能を実装しています。

VRMモデルに揺れものシステムのSpring Boneが設定されていれば、スカートのGravity Power、Hit Radiusを調整することで、スカートの貫通対策、挙動を制御することができます。

主にVRoidなどで使用されている「VRMファイル」。3Dアバター向けファイル形式として、「cluster」「バーチャルキャスト」など様々なメタバースプラットフォーム、VRゲームなどで採用されているファイル形式ですが、これまでその編集には一度、編集可能な形式へ変換を行ったうえで「Unity」などを使用し、再びVRMとして出力する方法が一般的でした。

VRoidなどは、特にテクスチャの変更のみで様々な衣装を実装することができ、同ツールによってブラウザ上のみで「改変」が完結するようになったといえます。同ツールは、現在も開発中とのこと。今後新機能が追加される可能性もあり、その進展に注目したいところです。

●参考リンク
VRMEditorTools
t_furu ♨さん(Twitter)