バーチャルマーケット創設者、VR法人HIKKY CVOなどとして知られる動く城のフィオさんは3月22日、バーチャル空間専門のスキルマーケット「VATAR」の始動を発表しました。3月7日に着手を発表、「夏Vket(バーチャルマーケット)あたりを目掛けてα版を出したい」としていましたが、想像以上のスピード感ですね。
第一弾は「アバター改変」。アバター改変が出来る人(マイスター)とアバター改変依頼したい人(ユーザー)を繋げて、アバターのカスタマイズを依頼できるようにするとのこと。
なんと、パーツの購入から依頼ができるため、依頼者はBlenderやUnityなどのアプリは一切使わず、アップロードまでできるとのことです。これまで、PCスペックやOSなどの問題から、アバター改変へのハードルが高かったとされるQuest単機のユーザーも活用できそうですね。さらに、希望が固まっていなくても、アバターコーディネートをAIが補助する機能もあるとのこと。
従来も、アバターの改変代行は、個人ユーザー間にて行われていましたが、依頼の集中やデータの取り扱いに関する規約上の問題をクリアする難易度の高さから、一般ユーザーにまで普及しているとは言い難い状況でした。
「VATAR」では、改変代行者をマイスターとして登録。契約や支払い、3Dモデルの権利の管理など、改変スキル以外の部分は「VATAR」が一任するとのこと。3Dモデル作者から公認を受けて活動することもできます。
現在は、サービス開始に向けて、早期テストのマイスターとユーザーを募集中とのこと。希望者や気になる方は、こちらのDiscordサーバーへ加入してみましょう。
●参考リンク
・動く城のフィオ(Twitter)
・「VATAR」Discordサーバー