VRChatでアバターの高さ調整とパソコンを操作できるようにしよう【OVR Advanced Settings】【XSOverlay】

VRChatで遊んでいると宙に浮いているアバターを見たり、パソコンを操作してDiscordで連絡を取っていたりしている様子を見たことありませんか?

このようなことができるのは、OVR Advanced SettingsとXSOverlayというツールを使っているからです。VRChatを快適に過ごすには必需品と言っても過言ではないこの2つのツールを使ってみたくありませんか?

この記事では、OVR Advanced SettingsとXSOverlayの導入方法と基本的な使い方を紹介していきます。

アバターの高さ調整に使える「OVR Advanced Settings」とは

「OVR Advanced Settings」は、PCVR専用のツールであり、アバターの高さを変更することができます。小さいアバターの場合は高い場所へ、大きいアバターの場合は屈んだ状態にすることができ、より快適なVR体験を実現できます。

今ではアバターのサイズをVRChatの機能で変更することもできますが、とっさに調整したいときは使っておきたいツールでもあります。

Steamで920円で販売。もともと無料でしたが、現在は有料で配信されています。

オープンソースのため、Githubからダウンロードすることで無料でできますが、アップデートの管理しやすさや開発者の支援のためSteamからの購入を推奨します。

Step1 Steamからダウンロード

「OVR Advanced Settings」をダウンロードしてインストールすることで、SteamVRの設定からスタートアップオーバーレイアプリを選択しましょう。この設定で、毎回起動するようにできます。

Step2 ボタンをコンフィグしよう

ユーザーは、「OVR Advanced Settings」の「motion」→「Lefthand」と「Right hand」にチェックマークを付けることで、アバターの高さを調整できます。

ボタンのキーコンフィグを行うことで、高さの調整とリセットを設定します。

任意のボタンに「Left Hand Space Drag」あるいは「RightHand Space Drag」を設定すると、決めたボタンで高さ調整が可能です。

任意のボタンに「Reset Offsets」を設定することもでき、高さをリセットが可能です。

高さを変えてもアバターの見かけの位置だけ変えているため、動いている最中に、元の位置基準で障害物があると、移動できなくなります。そのため、障害物を乗り越えるためには使えません。あくまでも、視点を変えるためのツールとして使ってください。

障害物を超えたい人は、より高く飛べるコライダージャンプのアバターギミックを使うのがオススメです。VRC合法チート研究会やBOOTHのハッシュタグ「アバターギミック」などで検索すると、さらに詳しく調べられます。

また、「OVR Advanced Settings」は高さ以外にも使えます。応用的な使い方をすると、アバターでのパフォーマンスにも活かせます。

パソコンの操作をVR上で直接できる「XSOverlay」とは

「XSOverlay」は、VR上でディスプレイを表示するための便利なツールであり、Steamで入手できます。パソコンの画面を確認すること自体は、「Virtual Desktop」をはじめVRデバイスの機能を使ってでも可能です。

ですが、「XSOverlay」ではVRのゲーム上に直接パソコンの画面を重ね合わせて映し出すので、わざわざ他の画面に移る必要はありません。わざわざ別の画面に映らなくてもいいのはかなり快適なので、ぜひ導入しておきたいものです。

「XSOverlay」は、Steamで1010円で販売されています。

Step1 起動しよう

「OVR Advanced Settings」と同じように起動を行い、SteamVRの設定からスタートアップオーバーレイアプリの設定をしましょう。

Step2 日本語にしよう

起動すると、左手に時計のような表示がされます。時計の右に並んでいる縦に並んだボタン3つのうち1番上を押して、Layoutモードを起動してください。

そこから歯車を押してLanguageから日本語を選ぶことで、説明を日本語にすることができます。また時計を表示させる利き腕も変えられます。

時計の右に並んでいる縦に並んだボタン3つのうち1番下を押すことで、パソコンの負荷を調べることができます。VRChatの調子が悪いときは、この機能を使ってみることをおすすめします。

Step3ディスプレイを開こう

また、+ボタンを押すとウィンドウが表示され、ウィンドウの下部にあるボタンを押すことで、ディスプレイごとやアプリごとに切り替えられます。

中指のトリガーでウィンドウを掴むことができ、スティックで距離を変えられます。人差し指のトリガーと中指のトリガーを合わせるとサイズを変えられ、大きなウィンドウにしたいときに便利です。

「XSOverlay」は、ウィンドウは環境にもよりますが、文字が読めるほどの解像度をしています。そのため、パソコンに負荷の掛からないのであれば作業もできるので、さまざまな用途が可能なツールになります。

TwitterやDiscordの確認をはじめとした、VRChat外のコミュニケーションを使うのに役に立つので、VRChatをじっくり楽しむ人は導入すると楽に過ごせるようになるはずです。

OVR Advanced SettingsとXSOverlayで快適なVRChatを!

今回紹介したOVR Advanced SettingsとXSOverlayは、VRChatを快適に使えるようになるものです。なお、Steam経由で導入しているため、VRChat以外のゲームで使えます。