VRChatには現在、すべてで2万5000種類を超える「ワールド」があります。そのほとんどは、ユーザーコミュニティーが有志で生み出したものとなっており、その数は日々増加中です。そんな、VRChatの醍醐味の一つでもある「ワールド」。しかし、あまりにも数が多くてあまり探索できていないという方も多いはず。 いつも集まれるワールドは見つけやすいけど、一緒に遊んだりできるワールドを見つけるとなると中々見つけられない。
そんな時に役立つ企画が「#ヤタノの漫遊記」です。「#ヤタノの漫遊記」は、2019年1月から活動するVTuber・バーチャルFOXヤタノさんが、日々増え続けているVRChatのワールドをTwitterとYouTubeにて面白おかしく紹介するというもの。
そんな「#ヤタノの漫遊記」から、バーチャルFOXヤタノさんご本人に、さらに紹介したいものをピックアップ。140秒では収まりきらない魅力を紹介していただく連載が「ヤタノの漫遊記出張版」となっています。
無限ループってこわいよね 無機質な空間と聞き馴染みのあるBGM「Loading Loop」
今回紹介するのは「Loading Loop」というワールド。
モノクロの白い無機質な空間に人気の感じない通路。お馴染みのBGMが流れてくる中、なんとも言えない不気味なワールドとなっています。

そもそもサムネの時点で何かおかしいワールドですがさっそく行ってみると、そこはちょっと広い空間に机や椅子にベッドなど、日常で使うようなインテリアがあります。そして入るとエラー音が一度だけ鳴り響くとという要素があります。


人が住めそうな感じに作られていますが明らかに広さに大して物の配置がチグハグとなっています。
そして前後には奥の方へと進めるようになっています。

お馴染みのBGMが流れる中どうも怪しい雰囲気が漂う中先の方に進みます。
こういった曲がり角には何かが潜んで……

……

特にありません
よくあるホラーワールドとかであるようなちょっと進むと何かが描写だとか、何かが飛び出してくる、というのもそういうのもありません。
というよりこのワールド、別に何かが出てくることもないようです。そういう意味では安心ですね。

まぁその代わりちょっと進むと視界がおかしくなるんですけどね
通路の中間あたりまで進むと視界がぼやけ始め、そのまま進むと真っ暗になります。

さきほどの部屋がまたあります。
おかしいですね、先程までその部屋にいたはずなのですが……

そしてやはりこの「lnitializing World」の画面表示。
どうやらこのワールドは先に進んでもリープするようになっているらしく、この後同じように進んでもまた同じ光景が広がっています。
ただ一つ違うのはBGMが徐々に不穏になる事、視界が徐々におかしくなっていくことです。


何度かループしていくと先程白黒だった空間がだんだんと赤に染まっていきます。BGMもあってなんとも不安な気持ちにさせられます。

更に進めばあら不思議。そこに広がりますは先程の白黒の無機質な空間と比べて赤の黒に染まった鮮やかな空間となっております。
lnitializing Worldの部分も色がバグっておりどう見てもヤバそう

自身の色もバグってる
とはいえここまできたのならば最後まで見ないといけないのが探索者の性。引き下がらず更にループを続けます。


最終段階はこんな感じ。もはやBGMもただの不協和音と化し、耳にも目にも悪い空間が広がっています。


そして元に戻る。以下同じ様に通路を進むとまた同じ様になります。

このワールド、タグにhorrorやscaryというタグがついている通りまさに徐々に世界がおかしくなっていく不安と恐怖を煽る様になっております。
因みに引き返しても元に戻らずループする様になっており、ビビッて引き返す方が逆に驚かしてくるという風に仕込まれております。
とはいえ影響を受けるのはあくまで視界とBGM。ほかのホラーワールドあるあるの何かが襲ってくるとか、ジャンプスケアなどの恐怖画像は特にありません。

VRChatでは以前ワールドのJOINに失敗するとエラーメッセージと共に無機質な空間に飛ばされるという事がありましたが、それをオマージュしたかのような作りとなっており、ただただひたすら何もない空間が続き、進めば進むほど視界がおかしくなるという、メタ的な意味で来てはいけないような場所となっています。
勿論これは通常とは違うワールド、という訳ではなく普通のワールドとなっておりますので誰でも訪れる事が出来るようになっています。
皆さんも是非ともこの何とも言えない不気味な体験をしてみてくださいね。