VR蕎麦屋タナベさんやその他多数の協力者さんたちの力により、いよいよ10月8日(日)にオープンした「ぽかぽかファンタズム元年」ワールド。
VR初心者がサンダルを履いて逃げ出しかねない、強烈なおもしろワールドとなっております。
VR蕎麦屋タナベさんは、カオスで楽しいワールドを作ることで有名なVRChatのワールドクリエイターさんです。モスバーガーなどの企業のワールドなども手掛けています。
タナベさんの代表作であるファンタズムシリーズは、ユーザーから募集した様々な出展物をカオスに配置し、奇想天外な世界観のワールドが特徴です。
これまで「ファンタズムセブン」や「ファンタズモール」を発表し、その度に話題をさらいました。
今回筆者は「戦場カメラマンレポ風でお願い」とタナベさんにお願いされたのですが、とにかくVRChatのみなさんの良きファンタズムなガイドとなるべく、あちこち突撃していきたいと思います。
あれ?……ファンタズムって戦場だったっけ??
ワールドに入ってみるも先に進めず本気で困惑
はい、ワールドに潜入したのですが扉が開きませんね。一体どうやって入るんでしょうかコレ。
なんだか色々落ちてたりするのですが、壁や床の文字に惑わされて混乱し、先に進めなくなる筆者。結果的にはなんとか開いたのですが、しばらくは本気で困惑しました。
ドアの前の床には「あしもとにおきをつけください」と、書いてあり、ドアに近づいたら落ちそうな気がして近づけなかったからです。
数日後に再訪したのですが、色々と更新がかかっていて、詫び石が増えていたり、丸太が増えていたりしました。
なんだかこれ、落ち物パズルゲーみたいになってますね……。一体なにがあったんだ……。
扉が開いたら開いたで、どうしたらいいかわからず困惑しかないのですが。
気にしたら負けのような気がしてきたので先に進んでみましょう。
今回はゆうしゃがまおうを倒すぼうけんの旅っぽい感じなのでしょうかね??
ディスクシステムとか今の人わかるんでしょうか。
突然勇者と指名されたり、世界を救ってくれと言われましたが、何すればいいんですかコレ。
そして左に行くと建物の外に出るようなので出てみることにします。
大きい広場のような場所にでてきましたが、なんかファンタズムボールを集めろとか言われます。7個あるような文章ですが、実際は1個しかなさそうです。よかった。
ぼうけんのたびがはじまる……(おすすみください)という指示があったので素直に進んでみると……?
突然やってきたトラックに轢かれて目の前がまっくらに……。そんなことある!?
気がつけば病院のようなところにたどり着いたようです。無事だったようでホッとしました。
おちついてと書いてありますが……相変わらずツッコミどころ満載で、変なアナウンスしか流れていませんね。うーんどうしたらいいんでしょう。
病院の出入り口に、ぽかぽかファンタズムの地図が貼ってありました。
どうやら最近の更新でワールド内の地図が置かれた模様です。(実はタナベさんの手書き)
ううむ、これを頼りに進むしかなさそうですね。
実はいろんなエリアが存在する、大魔境ファンタズム
地図を片手に(実際は持てないので随時確認しながら)歩いてみると、実はいくつかエリアごとに分かれているファンタズム。
ワールドに入って、最初にたどり着くエリアがファンタジー。
トラックに轢かれた後、突如始まる、謎のオープニングムービーを越えて着くのが病院。
ここまではわかってきました。
それでは駆け足ではありますが、紹介していきたいと思います。
ブクロ(ファンタズム通り)
こちらがファンタズム通り、通称ブクロです。一番メインの通りでしょうか。
ここからいろんなエリアにいくことができます。
このエリアにたどり着くと、いきなり視界にSUN値のバーが出現します。
SAN値は、テーブルトークRPG(TRPG)の「クトゥルフの呼び声」で使用されるパラメーター。SANというのは英語で「正気」を表す「sanity」指します。あきらかにVRChatをやっていて出てきていい単語ではありません。
これは他のエリアでも共通で、あちこちに罠があったりして何かに触ったり、ぶつかったりするとどんどんSUN値が減っていく仕様になっています。全部減ったら死んでしまうみたいです。
タナベさんによると、「SUN値回復アイテムも存在するので探してみてね!」とのことだそうです。
ちなみに各エリアのどこかにファンタジーまで持っていけるファンタズムボールが1個だけ存在するそうですよ。
30分ずっと喋ってるリーチャラジオなんてのもあります。
ハリガネ
ここをくぐると赤いカーテン野なんだかものすごく怪しい通路にでます。
というか、ファンタズム自体全部怪しいんですけど、特にここは怪しげな雰囲気が漂います。
なんかよくわからないダンスを踊っている人がいますが特になにもなさそうなので、スルーして先に進みます。
広い場所にでて、これみよがしに置いてあるファンタズムボタンを押すと、突然始まるパーティクルライブ。この先はぜひ実際にご覧になってみてくださいね。
ライドエリア(Tank You)
入り口は、潰されて倒れている人がいるところの扉です。
とてもわかりやすい目印ではあるんですが、なんで倒れているんでしょうこの人。
エリアに入り、原色オンパレードで目がチカチカする壁をスルーしつつ先に進むと、テーマパークにあるようなアトラクション乗り場のような場所にやってきました。何もかも派手ですね。
その脇には今回のワールド制作に当たっての、支援者の名前がなぜかこんにゃくに彫ってあります。触るとプルプルして全然読めません。
乗り物に乗るとどこかのテーマパークにありそうなアトラクションが始まります。
いろんなVRChatの皆さんが登場します。あなたの知り合いもひょっとしたらいるかも??
是非一度は乗ってみてくださいねー。
山道
このエリアの入り口は、かわいらしいオムライス食堂の看板の前です。中に入ってみると……。
なんかホラー映画にでてくるような山道にきてしまいました。
……よく見ると呪うんじゃなくて祝うんですね。ケーキとかどこかにあるんでしょうかね?
鳥居をくぐって階段を登り、ぐるぐる山道を登るんですが、出てくる怪しい生き物にぶつかるとSUN値がぐんぐん下がっていきます。気をつけて登りましょう。
海鮮市場
情報量が多すぎてだんだん頭痛がしてきたような気がしますが、諦めずに紹介していきます。戦場カメラマンは負けてはいけませんね。
こちらはおいしそうなお刺身の入り口が目印ですね。入ってみましょう。
あれ、なんか聞いたことのあるようなBGMが……?
奥に進んでみると、どこかで見たことのあるような場所にたどりつきました。
見た目はどこにでもありそうな海鮮市場で、お魚安売りしてましたけど。
そう、こちらは何とバーチャルマーケットの会場をそのままファンタズムにもってきてしまったエリアです!最初なんなのか全く分からなかったのですが、よく見るとVketだ!!と感激してしまいました。こういうことができるのもVRの面白いところですね。
まさか会場ごと展示するとは思いもよらなかったですね。
雑居ビル
メインの大通りから脇に入った所に小さい通りがあるのですが、そこにある暗闇が入り口です。筆者も地図を見るまでは、ここに入り口があることに全く気が付きませんでした。
ファンタズム、奥が深すぎますね。
中に入ると獅子舞が突進してきてビビります。雑居ビルというだけあって薄暗くてなにがあるかわかりにくいです。でも知っているコミュニティのロゴとかを見かけるとちょっとホッとしますね。
和室
和室というだけあって和風な場所なんだろうと思いますが、中に何があるのか、全く想像も付きません。胡椒家さんのロゴ看板が目印です。
季節外れな新年の挨拶とともにリーチャ隊長がそこにいました。
もう何があっても驚きません。ずっと進んでいくとそこには……!?
ぜひご自身で確かめてみてください。
レンタルビデオ屋
レンタルビデオの看板があるビルがこのエリアの入口です。
嫌な予感しかしませんが、中に入ってみると……?
珍しく静かな店舗の奥には動画プレイヤーがありました。
実はここ、いろんなVRChatコミュニティの宣伝動画やネタ動画などが見られる場所になっています。ひょっとしたら唯一落ち着ける場所かもしれませんね。
天獄
さて、いよいよ最後のエリア紹介になります。
メイン通りの奥の方に入り口が存在します。大きな字で書いてあるのですぐわかりますね。
こちらのエリアに入ると、ものすごく広い場所に出ました。砂漠のような場所です。
なんだかどこかで見たことのある太陽も輝いていますね。
ウロウロしていると大きなステージがあったり、パフォーマンスができそうなスペースがあったりします。
実はここではファンタズムとコラボレーションするダンスや音楽イベントが開催される予定となっています。
ファンタズムコラボ音楽イベントも開催
タイコたき火ダンスナイト ✗ ファンタズム
焚き火の前で妖艶なダンサーさんたちが、熱いダンスを踊るタイコたき火ダンスナイトとのコラボレーション。10月12日(木曜日)に開催です。
参加方法: 「Maru-17、はにわ_HANIWA、Mitinoku」その他、出演者にJOIN
Burning Fantazumu(ぽかぽかファンタズム組曲DJライブ)
ぽかぽかファンタズム とSHARPNELSOUNDのコラボイベントが10/13(金)深夜23時より開催されます。
ぽかぽかファンタズムに集結した楽曲を、DJ SHARPNELさんによる、コラボイベントです。
色々なエリアもあり、迷子になりそうな巨大なカオスワールド・ぽかぽかファンタズム。
VRChatのワールドの中でもカオスさではナンバーワンでは??との話もありますが、
色々な楽しみ方があると思うので、ぜひ一度はいってみてはいかがでしょうか。