理系たちが作り込んだニセ科学商品を見抜けるか?「ニセ科学グランプリ」5/21 22時開催

5月21日、VRChatにて架空のニセ科学商品をプレゼンテーションするイベント「ニセ科学グランプリ」が開催されます。主催は、学術交流イベント「理系集会」の運営をしているKurolyさんです。

「理系集会」主催が仕掛ける新たなイベント、「ニセ科学グランプリ」。どのような経緯で、ニセ科学グランプリ開催に至ったのか主催のKurolyさんからコメントを預かってきました。

メタバース最大級の学術交流会「理系集会」とは

「理系集会」は、隔週金曜日に理系の人、理系に興味のある人が雑談、講演を聴くイベントです。

前半では、会場に集まった人たちで会話を楽しみます。多種多様の分野の人が集まることもあり、同種・異分野の交流ができるのがポイントです。

後半には、専門家による講演を行っており、これまでに皮膚科学、量子力学、宇宙開発と多種多様の内容を取り扱っています。

国の機関である「国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)」から後援をもらっており、メタバース界隈内外問わず注目されているイベントになります。

1番売れそうなニセ科学商品はどれか?「ニセ科学グランプリ」

「ニセ科学グランプリ」は、架空のニセ科学商品のプレゼンテーションを聞いて、もっとも売れそうな商品を決めるイベントです。

このイベントのポイントは、ニセ科学をプレゼンした後にどこが間違えているのか見抜く科学リテラシーを身につけることにあります。

間違った科学を説明するには、事実に基づいた裏付けすることが必要です。どの商品も必ず間違いが存在しており、どこが間違えているのか探しだす謎解きの楽しさもあります。

発表されているプレゼンの一覧は、脱酸素水や、摩擦制御自転車などとバラエティに富んだ内容があります。

主催のKurolyさんからのコメント

メタカル最前線では、「ニセ科学グランプリ」の主催であるKurolyさんからコメントを貰いました。

Q1.開催するに至った理由は?

主催者 Kuroly

僕が普段開催している理系集会では研究者、技術・開発職や院生をはじめとする専門家の方が来場者のメイン層となっていますが、「サイエンス」が好きな一般の方々も多くいらっしゃっています。

その中で、専門家と一般の方々の対話が発生するわけですが、こうしたサイエンス・コミュニケーション(非専門家に対して科学的なトピックを伝えること)が自然発生的に生じる、VRChatという環境に科学リテラシー醸成の場の可能性を感じました。

いわゆる「ニセ科学」が非難されるとき、その非難のレイヤーも様々です。

信頼性の低い商品にまず懐疑的な目線を向けること自体は非常に重要なことですが、その一方で「何が科学的に間違っているのか」を理解していないままニセ科学を直情的に非難することは、また別のニセ科学に騙されてしまう可能性を孕んでいます。

そこで、匿名で様々な専門家が活動しているVRChatの環境を活用し、信頼性の低い商品に対して正しく考証し、信頼性が低いと意思決定する科学リテラシーを養う場を提供しようと考えたのがきっかけです。

Q2.イベントに対しての意気込みは?

主催者 Kuroly

今回、本イベントの開催にあたり僕を含めた9名の方から素晴らしいニセ科学商品のアイディアをいただきました。どれもいかにも胡散臭そうな商品ですが、それぞれに明確なロジックがあり、ともすれば、本当に商品として販売されてしまいそうなものまであります。

是非、本イベントにご参加いただき、「胡散臭いからニセ科学だ」と判断するのではなく、「〇〇の理由でニセ科学と思われる」と考えるきっかけを作っていただければ幸いです。

ネット上では、もっともらしい理屈をつけて売り込むニセ科学商品が出回っています。見抜くのに必要な科学リテラシーを身につける機会というのは、少ないと思います。

「ニセ科学グランプリ」で、楽しみながら科学リテラシーを身に着けてみるのはいかがでしょうか。

参考サイト
Kuroly(Twitter)
理系集会公式サイト
理系集会公式YouTube