約2000人が回答 大規模調査レポート「ソーシャルVRライフスタイル調査2023」が公開 

メタバース文化エバンジェリスト・VTuberのバーチャル美少女ねむ氏と、スイス・マルタ大学の文化研究者・リュドミラ・ブレディキナ氏は11月6日、メタバース住人の生活実態を可視化する大規模調査レポート「ソーシャルVRライフスタイル調査2023」を公開しました。

第2回となる今回のレポートは「人口急増による2年間での変化」に着目。VRゴーグルを用いて、ソーシャルVR (VRChat、Neos VR、cluster、バーチャルキャストなど) を利用しているユーザーを対象に、Googleフォームにて公開アンケートを実施し、2000件もの回答が集まりました。

事前アンケートでもリクエストの多かった「コミュニティ」「経済」のトピックを重点テーマとして追加し、分析しています。レポートは、すべてで「ライフスタイルとコミュニティ」「アイデンティティ」「コミュニケーション」「経済」「ファントムセンス」と5つの章に分かれており、80Pを超える大ボリュームとなっています。

特に、今回新しく調査された「経済」のトピックでは、全体の18%が年間10万円以上支出していること、全体で42%のユーザーが、ソーシャルVRでの体験をきっかけにして、物理現実の商品を買った経験があると答えたことなど、ユーザーの支出傾向がうかがえる内容や、ソーシャルVR関連の活動で収入を得ているユーザーの割合などが分析されています。

すでに、回答者全体の約26%程度がソーシャルVR関連の活動の収入を得ていること、そのうち7%が年間10万以上、2%が年間100万以上の収入を得ていることや、さらに全体の34%のユーザーが将来的にソーシャルVR関連の活動の収入を主軸に生活していきたいと答えたことなどが明かされています。

全体の約80%が改変アバターやオリジナルアバターなど自分専用のアバターを使用していることなどもあり、やはり「3Dモデル制作」が収入源においてトップとなっていますが、「バーチャルキャスト」や「cluster」においては、「VRイベント」に関連した収入も比較的多く報告されているなど、プラットフォームによる経済活動の差も見受けられます。

また、レポート公開を記念して、11月13日 (月) 21:00よりMyDearest株式会社によるVRユーザーコミュニティ「VRアジト」主催によるYouTube Liveイベントを開催するほか、11月18日 (土) 22:00からは、調査を実施した研究ユニット「Nem x Mila」による調査報告会も実施されるとのこと。

読後アンケートも実施しているため、レポートをご覧になった方はぜひ答えてみてください。

■大規模調査「ソーシャルVR国勢調査2023」

・目的:ソーシャルVRのユーザーの生活実態を明らかにすること

・対象:VRヘッドマウントディスプレイを用いて、ソーシャルVR (VRChat、Neos VR、cluster、バーチャルキャストなど) を直近1年以内に5回以上使ったユーザー (デスクトップ・スマホからのみの利用者は今回は対象外)

・方法:2023年8月28日~9月16日、 日本語・英語でのGoogleフォームによる公開アンケート

・募集:日本語・英語でプレスリリースを発行。各種メディア・関連コミュニティ経由で拡散

・公式サポーター:株式会社HIKKY、PANORA、メタカル最前線、VRアジト、AXON PARK、株式会社ブイノス、マルタ大学(助言・総評:ヴァネッサ・カミッレーリ博士)

・運営:研究ユニット「Nem x Mila」

■サンプル数:2,007件

全世界のソーシャルVRユーザーから過去最大となる2,007件の回答が集まった。今回特に海外ユーザーのデータが劇的に増加し、日本・北米・ヨーロッパに加えて、アジア地域も詳細に分析可能になった。回答者の利用サービスは、VRChat・Neos VR・cluster・バーチャルキャストなど多岐に渡った。

追記※2023/11/09 21時35分

2023年11月9日19時付けにて、レポートの名称が「ソーシャルVR国勢調査2023」より「ソーシャルVRライフスタイル調査2023」へ変更されました。詳細は、下記ポストをご覧ください。

●参考リンク
ソーシャルVR国勢調査2023(note)
バーチャル美少女ねむ(Twitter)
Mila(Twitter)

ABOUT US
アシュトン「メタカル最前線」初代編集長
2021年3月より「VRChat」はじめソーシャルVR/メタバースの魅力を発信するメタバースライターとして活動。週100時間以上仮想空間で生活する「メタバース住人」として、AbemaTV「ABEMA PRIME」、関西テレビ「報道ランナー」、TBS「サンデー・ジャポン」ほか多くのメディア取材を受ける。2022年4月に「メタカル最前線」を創刊。