動画プレイヤーを見ながらフレンドとお話しよう!スマートフォンにも対応したチルワールド紹介

『VRChat』のiOSクローズドベータテストがついに始まり、ついにiPhoneでも遊べるときが近づいています。

これまでVR機器がなかった人にとっては『VRChat』を楽しめるチャンス。これまで『VRChat』を遊んでいる人にとっても、出張や旅行先からも手軽に『VRChat』に触れられるようになります。動画プレイヤーなどのギミックもスマートフォンからでも使えるので、選択肢に入れてみるのもいいでしょう。

そこで今回はスマートフォンでも行けるチルワールドを紹介します。チルワールドとは、ゆったり過ごせる落ち着いた雰囲気のワールドを指します。『VRChat』と聞くと、イベントなどのハレの日をイメージするかもしれませんが、ユーザーの中では仲の良い人と過ごすケの日も楽しみにしている人がいます。

同じゆったりしたチルワールドでも、豪邸から宇宙船、沖縄の民家などシチュエーションがさまざまなので、良さそうなワールドを見つけにいきましょう。

モバイル版(Quest版)とは?

VRChatには、PC上で起動する「PC版」と、スマートフォンや『Meta Quest 2』など一部のVRヘッドセット上で動作する「モバイル版(Quest版)」の2種類が存在します。

「モバイル版」は、「PC版」と比較して訪問できるワールドと、表示・使用できるアバターに制限がかかります。「モバイル版」向けに調整が施されていないワールドは訪問できず、アバターは表示も使用もできなくなります。

本記事で紹介するワールドは、「モバイル版」でも訪問できるチルワールドを紹介します。

そもそもチルワールドって何?

まだ『VRChat』を遊んだことがない人に向けて、チルワールドについて解説。すでに知っている人は、ワールド紹介まで読み飛ばしても構いません。

チルワールドとは、英語でゆったり過ごすを意味する「chill out」のチルとVRChatのワールドを組み合わせた言葉。VRChatのワールドにおけるジャンルの1つとも言えます。

基本的には仲の良い人達が集まり鏡の前で集まってお話をしたり、作業をしたりすることが多いです。そのため落ち着いたBGMや環境音がなっていたり、好きなYouTubeの動画を流せる動画プレイヤーが置かれていたりします。詳細はこれから紹介するワールドによっては異なりますが、目的意識を持たずゆっくり過ごせる環境が整っている点では共通しています。

みんなで集まって落ち着けるスマートフォン対応ワールド紹介!

『BOOTH House』

実際住むとしたら一体どれほど金が必要なのか気になって仕方ないほど豪邸な家のワールド。落ち着いた雰囲気をしているので、普段見慣れない広さの家でもゆったり過ごせるでしょう。

動画を鑑賞したり大きなミラー前で雑談する部屋や、ベッドで寝られる部屋、ダーツなどが遊べる部屋があり広い用途で使えます。ちなみに寝室は本当に暗く、記事に載せている写真では明るくしているほどです。寝るのに集中できるような作りにしています。

『Exoplanet Journey』

宇宙船を模したワールドです。入り口のパネルを使うことで惑星のさまざまな場所へワープできます。

家具はソファーのみでシンプルな配置。しかし、遮るものがなくて周りの背景のみ集中して楽しめる作りです。

『FuwaMocoRoom』

ふわもこな素材で壁から床、天井まで全て作られているワールドです。春夏秋冬で部屋が分かれており、各々はこぢんまりした部屋なので少人数向きです。

持ち運べる動画プレイヤーもあるので、寝室に持って行ってもいいでしょう。

『Private Jet Stream』

名前の通り、プライベートジェットのワールドです。飛行中のエンジン音が心地よく、いかにも豪華なふかふかのソファーが用意されています。テーブルにはティータイムのセットが完備されており、優雅な時間を過ごせるでしょう。

詳細は下記の記事でご確認ください。

『Renの星夜に花火を楽しむお家-Ren’s Fireworks Home At The Starry Night』

綺麗な夜空が印象的なワールドです。

ここでは打ち上げ花火を打つことが出来るので友人と空を花火で埋め尽くすのもいいですね。打ち上げ方は、ベランダにある棒を持って使用すると花火が打ち上げられます。7本あり、それぞれ色や形が異なるのでいろいろ楽しんでみてください。ビールがあるので、飲み会の会場としても使えるでしょう。

『Sunny Side』

日当たりが優しく、植物の多い落ち着いた雰囲気のワールドです。

ここでは紅茶やコーヒーを作ることができます。紅茶は、茶葉をティープレスに入れ、お湯を注ぎフィルターを押し込むと抽出できるのでカップに注ぎましょう。

メイン部屋の扉から行ける別室には小鳥が散歩しておりのどかな空間が広がっています。また、ステータスのタグもあるので放置する時も内容を伝えやすいです。

『Time for Green』

海外の民家のようなワールドです。とても生活感があり、作業や少ない人数での滞在に向いてると思います。

スマホで来るならば、仕事の整理や準備などをしているときに作業放置で数人のフレンドの会話を聞きながら過ごすという使い方に良さそうです。

ソファーには撫でられる猫ちゃんもいます。にゃーん。

『メゾン荘 201号室』

日本のマンションの一室のようなワールドです。間取りや雑貨の配置がとてもリアルで家に帰ってきたような感覚になります。こたつを囲んでテレビを見ながら団らんが楽しめます。

写真を取り込めるイメージパッドもあるので、旅行の写真や自慢のペット等の写真を共有することができます。

『雨端 Amahaji』

沖縄県の伝統的な民家です。屋根は漆喰で固められた瓦、周りは台風対策の石垣、自然風を取り入れるための広い開口部ととてもリアルに再現されています。内部には昭和を感じるものがたくさん置いてあります。冷蔵庫には意外にも誕生日ケーキやおせちが入っているのでパーティも開けます。

『舟屋 Boathouse』

伊根の舟屋のようなワールドです。一部屋でチルワールドとして必要な機能は搭載。外も夕暮れに灯籠が流れる川で幻想的な風景が広がっています。ワールドにある押入れで寝られます。狭い場所にいると落ち着きますよね。

どうすればこのワールドに行けるの?

以下では、この記事で紹介したワールドへ行く方法を解説します。いずれの方法も、WebブラウザでVRChatのホームページを開く必要があるので、事前にログインを済ませておきましょう。

1. あらかじめ「お気に入り」に登録

ワールドへの入り方 画像1

まず、本記事に設置したボタンをクリックし、ワールド詳細画面を表示します。

ワールドへの入り方 画像2

「Add to Favorites」をクリックします。こうすることで、ワールドをお気に入り登録することができます。

あとは、VRChatを起動して、お気に入り登録からワールドを選択し、入りましょう。

2. ワールドリンクから自分に向けて招待

ワールドへの入り方 画像3

あらかじめVRChatを起動した状態で、本記事に設置したボタンをクリックし、ワールド詳細画面を表示します。

ワールドへの入り方 画像4

「Launch」を選択します。

ワールドへの入り方 画像5

展開されたメニューから、「Public」~「Invite」のいずれかを選択(※どれを選んでもOKですが、一人でじっくりアバターを選びたい人は「Invite」がオススメです)。その後、「Create Instance」をクリックします。

ワールドへの入り方 画像6

これで、入場するワールドが立ち上がります。ここに入場するため、「Invite Me」というボタンをクリックします。

ワールドへの入り方 画像7

VRChatの画面に、「(ユーザー名)があなたを(ワールド名)に招待しました」という通知が届きます。クイックメニューを開き、チェックマークをクリックすると、入場したいワールドへと移動できます。

※VRChatは、フレンド関係にあるユーザーから招待されることで、ワールドへ入場することができる機能があります。こちらの方法は、「自分で自分を招待する」という形で、目的のワールドへ入場しています。