REAL×VIRTUAL  VR PHOTOGRAPHY EXHIBITION Supported by FUJIFILMで分かるバーチャルの写真を実物で見る面白さ

8月9日（金）から8月21日（水）まで東京・表参道にある「FUJIFILM WONDER PHOTO SHOP」にて「REAL×VIRTUAL  VR PHOTOGRAPHY EXHIBITION Supported by FUJIFILM」が開催されています。

本イベントは、メタバースで活躍するフォトグラファーの作品を集めた写真展です。1月にも同会場にて開催されましたが、今回はリアル会場に加え、FUJIFILMが運営するWebメタバース「House of Photography in Metaverse」内の「パノラマギャラリー」でも開催されています。

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2024.01.27

バーチャルで活躍するフォトグラファーがリアルな場で写真展を開くとなれば、どのようなものになるのか興味津々でしたが、実際に行ってみるとその魅力がすぐに伝わってきました。

それでは会場の様子を見に行きましょう。

リアル会場の様子

リアル会場である「FUJIFILM WONDER PHOTO SHOP」は、表参道の洗練された街並みにあるショップです。今回のイベントでは、ショップ内の一角をお借りして開催されています。

フォトグラファーの個展や展示会は、VRChatなどをはじめ、バーチャル空間で開催されることが多くなっています。今回のイベントでもメタバース会場が用意されていますが、あえてリアル会場で開催する面白さは何なのか考えていました。

リアルな場で開催することで、作品を直接鑑賞する体験を提供したり、まだ作品を知らない人々に作品に触れる機会を提供できたりなどを考えられると思います。

しかし、イベント会場に足を運んでみると、その面白さはすぐに明らかになりました。率直に言って、作品の「発色」が素晴らしいのです。記事中に作品の写真を何枚か掲載していますが、実物はさらに鮮やかで美しいです。

パネルの印刷には、スポンサーであるFUJIFILMの技術が活かされています。今回はフォトグラファーの作品が展示されていますが、個人の写真でも同じようにパネルを作成することができます。料金と仕上がりまでの日数はかかりますが、今回の展示作品を見ると、自分も1枚作ってみたいという気持ちに駆られます。

FUJIFILMの技術が惜しみなく注ぎ込まれた高品質なパネルによって、フォトグラファーの作品は、明暗差や繊細な色彩の違いがより鮮明に鑑賞できます。例えば、BISさんの作品は、大胆な明暗差が特徴的ですが、特に右下の作品では、そのコントラストが人物の目元の印象を際立たせる効果を生み出しています。

えこちんさんの作品は、それぞれにテーマカラーが設定されていますが、近い色合いの中でも微妙な色の違いがはっきりと読み取れます。

他の作品も、作者それぞれの個性が光り、見応えがあります。現実さながらの写実的な1枚からアニメを切り取ったような1枚、切り取る対象によって印象がまるっきり変わってきます。ぜひ会場に足を運んで、直接作品をご鑑賞ください。

作品展示だけでなく、グッズ販売も行われています。フォトブック、トートバッグ、Tシャツなど、さまざまなアイテムが取り揃えられています。

VRChatのフォトグラファーをもっとやっていく

今回は、関係者・取材関係者向けのレセプションにご招待いただき、主催者やリアル会場で作品が展示されているフォトグラファーとの交流の機会もいただきました。

リアル会場で展示されているフォトグラファーは、VRChat上にある会場を再現したワールドから参加。作品の展示についてもVRChatの再現ワールドで行っていたとのことです。

FUJIFILMの店舗を借りたリアルイベントは、2024年冬にも開催予定です。冬のイベントに向けては、コンペティションも開催され、バーチャルフォトグラファーの活動をさらに盛り上げる計画とのことです。

「REAL×VIRTUAL VR PHOTOGRAPHY EXHIBITION Supported by FUJIFILM」は、リアル会場は8月9日（金）から8月21日（水）まで、バーチャル会場は23日（金）まで開催中です。バーチャルフォトグラファーの作品をリアルな空間で鑑賞できる貴重な機会です。見応えのある展示ですので、ぜひ足を運んでみてください。

●参考リンク
・イベント開催告知ページ