VRChat上のバーチャル即売会イベント「メタフェス2024」が、11月2日からいよいよ開催されます。メタフェスは、株式会社ポリゴンテーラーコンサルティングが主催するイベントで、今回で3度目の開催です。
メタフェスでは、「だれでも」「かんたんに」出展できるをコンセプトに即売会イベントを開催。アバターやアバター向け衣装、小物、イラストなど、様々なジャンルのクリエイターが参加できるようになっています。
本記事は、先日開催されたプレオープンイベントのレポートをお届けします。実際に参加してきた現地の様子をご覧ください。
今年のテーマは「じゃんけん」
今回の会場テーマは、「じゃんけん」です。
PCユーザー向けにある3つの会場はそれぞれ「Rock(岩)」、「Scissors(はさみ)」、「Paper(紙)」とじゃんけんの三竦みから取った名前になっています。ワールドは、それぞれその名が反映された内装になっていて、その違いを見比べながら回るのも楽しいでしょう。
例えば、Rockのワールドでは、会場のまわりを岩山が囲むような形になっています。花壇や休憩スペースにも、岩で作られたモニュメントや飾りがありRockらしい見た目になっています。
この会場で一番目を引くのが、岩山に作られたイベントマスコットキャラクター「メタフェスちゃん」の顔岩です。まるでアメリカの大統領のような、少年ジャンプの人気漫画「NARUTO」に出てくる偉人達のような、そんな誇らしい造形物があります。
他の「Scissors」や「Paper」にも、それぞれのテーマに沿った特色ある装飾がされているのでぜひ会場へ足を運んでください。入口にあるイベントロゴが入ったモニュメントからその違いを感じることができるはずです。
Quest会場には、前回の会場が使用されています。当時の雰囲気を思い出すのも良いでしょう。
メタフェスといえば、そのユーザビリティの高い会場設計が特徴です。今回の会場も、前回からその特性を引き継いだ設計になっており、全体の導線は前回のものと近い一筆書きで回れる構造となっています。そのため、会場中を様々な方向に歩き回るようなものではなく、順路に沿って楽しく歩いていたら、いつの間にか一周していたというような体験ができます。
設置されるブース自体にも工夫があります。
ブースには、展示されている商品の販売ページの表示とアバターペデスタルの試着ボタンが設置。押すと数秒後、各機能が起動するようになっています。
このボタンを押す時間は約2秒ほどとなっており、誤って押してしまった時は手を離してキャンセルすることが可能です。さらにボタンのまわりのゲージが1周する視覚的な情報やピコッと鳴る音声情報が、使いやすさを増しています。
会場内には遊び道具もあります。
会場内の休憩スペースや中央にある広場の近くには、今回の会場テーマでもあるじゃんけんができるステッキがあります。
このステッキは、インタラクトすることでグー、チョク、パーがランダムで切り替わるのです。つまり、手を動かすことができないデスクトップユーザーや指がないアバターでも他の方とじゃんけんで遊ぶことができます。
手の形が切り替わるときの動きや音もとても心地よく、じゃんけんをしなくてもずっと切り替えて遊んでしまいそうです。
ユーザーが主役!イベント内にもさまざまな企画が
メタフェス2024は、イベント期間中に様々な催し物が予定されています。いずれも出展者や参加者などユーザーがメインになる時間が多く、ユーザーのためのイベントであることがうかがえます。
MeetUp
クリエイター同士の交流会です。ジャンルごとに開催され、特定の分野のユーザーとお話することができます。出展者だけでなくこれから制作を始めてみたい方にもオススメです。
開催時間は、以下の通りです。
コーディネート集会
アバター改変が好きな方は、こちらの集会がオススメ。
おしゃれが好きな人同士で集まって、渾身の改変を見せ合うことができます。インタビューコーナーや写真撮影タイムも用意されているとのことです。
コアタイム
出展者や参加者が集まって交流する機会を増やすための時間です。この時間に指定のインスタンスへ行くと、多くのユーザーと会うことができます。メタフェスで出会った作品の作者とも会えるかも?
- 11月2日(土)20:00~22:00
- 11月3日(日)14:00~16:00
- 11月9日(土)14:00~16:00
- 11月10日(日)22:00~24:00
各種イベントは、Groupインスタンスで開催されます。メタフェスのVRChatグループへの参加はこちらから。
●参考リンク
・メタフェス公式サイト
・メタフェス公式X