5万円以下で11点トラッキング実現 Shiftall、「HaritoraX」の拡張セットを発表・予約開始

Shiftallは8月31日、同社のメタバース向け全身トラッキングデバイス「HaritoraX」を拡張し、肘や腰をより正確に動かすことができる「HaritoraX 肘トラッキング拡張セット」「HaritoraX 腰トラッキング拡張セット」を発表。「肘トラッキング拡張セット」の予約販売を開始しました(販売サイト)。なお、今回販売の「拡張セット」はともに現時点において販売を終了している「HaritoraX」のみに使用可能で、近日中での発表を予定している「HaritoraXマイナーチェンジモデル」とは互換性がない点に注意が必要です。

価格は、「肘トラッキング拡張セット」が1万3900円(税込)、「腰トラッキング拡張セット」が6900円(税込)となっており、「HaritoraX」本体(※すでに販売終了)と合わせても5万円以下で最大11点トラッキングを実現します。

「HaritoraX」は、SteamVRに対応したモーショントラッキングデバイス。VIVEトラッカーなど従来のLighthouse対応デバイスと異なり、加速度・角速度・地磁気センサ(9軸IMU)を用いている点が特徴で、安価かつQuest2などインサイドアウト方式のVRゴーグルにも対応、外出時などの持ち歩きにも適した製品となっています。

従来の「HaritoraX」では、胸と両ひざ、両足首の計5つのユニットを装着し、両手コントローラー、VRゴーグルで合計8点によるフルボディトラッキングを実現していました。今回の拡張セットは、同「HaritoraX」の拡張ポートに接続し、上腕や腹部に取り付けて使用します。これにより最大11点トラッキングを実現し、より自然な動きを可能とするとのことです。

販売は「肘トラッキング拡張セット」が10月初旬に発送を、「腰トラッキング拡張セット」が年内発売を予定しています。

●参考リンク
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アシュトン「メタカル最前線」初代編集長
2021年3月より「VRChat」はじめソーシャルVR/メタバースの魅力を発信するメタバースライターとして活動。週100時間以上仮想空間で生活する「メタバース住人」として、AbemaTV「ABEMA PRIME」、関西テレビ「報道ランナー」、TBS「サンデー・ジャポン」ほか多くのメディア取材を受ける。2022年4月に「メタカル最前線」を創刊。