オリジナル3Dモデル『マリシア』発売!多彩な表情に釘付けになるアビシニアンの女の子

1月3日、オリジナル3Dモデルマリシアが発売されました。BOOTHショップ「BeroarN」にて、8000円で販売中です。

発売直後から多くの人が手に取り、集会イベントは大盛況。2025年生まれのアバターながら、早速大きな注目を集めています。さらに、アバター改変投稿サービス「kaihen」では、1月24日より『マリシア』をテーマにしたコーデコンテストが開催予定となっており、さらなる盛り上がりを見せています。

そして、筆者も個人的にお迎えした矢先、偶然にも『マリシア』紹介記事の依頼がメタカル最前線に舞い込みました。本記事では、制作者のびろあさんへのインタビューと合わせて、『マリシア』の魅力をお伝えしていきます。

最適化もバッチリなアビシニアンの女の子

『マリシア』は、猫の品種のひとつ・アビシニアンをモチーフにした女性アバター。アビシニアンの特徴的な大きな猫耳に、ふんわりと広がる髪が印象的な女の子です。

アバター本体はシンプルな構成で、デフォルトのパフォーマンスランクはMedium。モバイル対応版も同梱されています。さらに、2色のカラーバリエーションも同梱されており、瞳の色はUnity内でサクッと変更できる親切仕様。これから初めてアバターにふれる人も扱いやすい一体です。

1月3日に発売後、このアバターの人気は急上昇中。1月11日に開催された「ぷちマリシア集会」では、80人インスタンスが6つも立つ大盛況ぶりを見せ、2月22日に早くも第2回が開催予定となるなど、発売からほどなくして多くの人に愛されています。

そんな『マリシア』について、制作者のびろあさんにコンセプトや制作背景などをインタビューしました!

びろあさんインタビュー

――『マリシア』のコンセプトや設定をお聞かせください。

びろあ アビシニアンという猫をモチーフに、アバターを使う方と見る方どちらも親しみやすいと感じて頂けるようなキャラクターを目指し制作いたしました。

また、VRChatで使用する際、コミュニケーションを大切にしたい意図としてポジティブな表情を中心に実装していたり、穏やかなキャラクター設定にしています。

――『マリシア』はどのような経緯で制作されたのでしょう?

びろあ はじめは自分自身が使用するワンオフ3Dモデルとして制作予定でした。制作中にVRChatでアバター改変や写真撮影、コミュニケーション等を楽しむ文化に刺激を受け、自分以外の方も使用出来るアバターにシフトしました。

しかしリリース直前までは自主制作として3DCGやUnityを勉強する目的が強く、アバターの『マリシア』という存在は「気がついたらそこに立っていた」といった感覚に近いです。

――制作のこだわりについてお聞かせください。

びろあ こだわりは2つあります。1つ目は、VRで動くことを想定した3Dモデルの実在感です。立体感のある造形かつトラッキングで動かしても破綻が少なくなるよう試行錯誤を重ね、PhysBoneはリアリティを感じさせるように設定しています。また、顔の表情は自然に遷移するように工夫しており、コミカルな切り替わりを抑えることで落ち着きのある印象を維持できたかと思います。

2つ目は、使いやすさを重視した最適化です。キャラクターデザイン時に容量削減を考慮しており、見た目が劣化しない程度に最適化しております。ユーザーが改変する際、ギミックを自由に選択してアタッチできるように、デフォルトでは最低限のメニューのみ実装しています。また、パフォーマンスをMediumにすることで、大規模なイベントに参加する際にも軽量化作業を省ける意図もあります。

――発売からしばらく経った、いまの率直な心境をお聞かせください。

びろあ 正直に申し上げると、想定外のことで言葉に表せないほど驚いております。初めてのアバターリリースということもあり、ユーザーの方々にご迷惑をおかけしていると反省しております。

しかし、マリシアを使用して楽しんでいただけている様子が伺えて嬉しい気持ちがとても大きいです。本当にありがとうございます。

表情はゆっくり変化。あなたにはどんな子に見えますか?

さて、ここからは筆者購入の『マリシア』を、VRChatで動かしてみます!

撮影ワールド

大きな猫耳と、スラリと伸びたしっぽに、アビシニアンの特徴が現れています。しっぽはズボンに設けられた「しっぽ穴」から伸びているこだわりぶり。

上記の通り、カラーリングは2種類存在。色合いだけでなく、一部の表情や服装がちょっとだけ異なります。お好みの方を選びましょう!

Expressionメニューからは、服のスリーブ部分、靴下、靴のON・OFFが切り替えできます。全部OFFにすると夏場にも合いそうなルックになりますね。

手足にはデフォルトでネイルが施されています。やわらかな色合いがキュート。

左から順に片手Victoryにした直後、片手Victoryで一定時間経過後、両手Victory

そして、『マリシア』の大きな特徴のひとつに表情アニメーションが挙げられます。ハンドサインに対応して表情が変化しますが、なんとゆっくりと変化するようになっています。さらに、片手のみと両手同時でも表情が異なる仕様です。

そして表情の種類もかなり多数。一見すると上品な印象ですが、実はおちゃめな顔もかなり見せてくれます。その表情もゆっくりと変化していくので、VRChat内で眺めたり、動画撮影時に大きく映えることでしょう!

上品な少女のイメージに沿ってみるか、あえてやんちゃな表情が似合う改変を目指してみるか。どんな『マリシア』にするかはあなた次第。もちろん、改変しなくとも魅力的で、デフォルトではMediumということもあり、初心者の方にもオススメできるアバターです!

オリジナル3Dモデル『マリシア』は、BOOTHショップ「BeroarN」にて8000円で発売中です。また、サンプルアバターはこちらのワールドのほか、「アバターミュージアム11」でも試着できます。

kaihenでコーデコンテストが開催!

1月24日より、アバター改変投稿サービス「kaihen」にて、『マリシア』をテーマとしたコーデコンテストが開催されます!

参加者には、びろあさんが新規制作された限定アクセサリーをプレゼント予定です!すでにお迎えの方はもちろん、この記事を読んで『マリシア』をお迎えされた方も、ぜひ渾身の『マリシア』改変を投稿しましょう!