田原俊彦さん、松平健さん、そしてきらりん☆レボリューションの主人公こと月島きらりさん。この3組が「Sanrio Virtual Festival 2025」にて一夜限りのスペシャルコラボとして登場すると発表された際には、大きな話題になりました。
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今回メディア向けにリハーサルが実施され、ライターも参加。まずはリハーサルの様子を見たライターたちの感想をご覧ください。
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夜にみたら間違いなく情報量多すぎて寝れるとは思います、夢は保証しないけど
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このライブが観られるのは世界でここだけ。現実では絶対に見られない。多分。
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年が明けたばかりなのに、また年が明けたかと錯覚するほどめでたくて嬉しい。初日の出くらいパワーがあります。
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ライターとして書くのも申し訳ないと思いつつも、正直言葉にすればいいのか……結論から話すと、チケットを買って1人でもあの情報量が多すぎる30分程度のライブを見てもらいたいです。
でも!あえて「カオスだ!」 となるようなライブを、結構真面目にやっていたぞといった話をしていきます。
見たことのない組み合わせのはずなのに旧友のような馴染みがある
「小学館Presents マツケン☆トシちゃん☆きらりん☆レボリューション SPECIAL LIVE」の3組。はたしてどのような経緯で集まったのかは関係者のみぞ知るですが、それぞれデジタルコンテンツや小学館で繋がっている部分がチラ見えしています。
まずは松平健さん。
最近ではキティちゃんと同様に仕事を選ばないと言われるほどにコラボするスタンスになっています。直近の例では、Fortniteでマツケンサンバを踊るイベントを開催しました。
小学館の繋がりでは、ちゃおに付録として登場したこともあります。最近の子も『マツケンサンバ』でキャッキャ喜んでいるの本当に面白い。
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そして、キティちゃんともコラボしています。なんでもコラボする同士が手を組んでいるの、強キャラ同士が組んだら強いグッドスタッフ感あります。「みんななかよく」同士のコラボは、誰でも笑顔になれるものまで仕上がっているなと感じられますね……
続いて、田原俊彦さん。こちらは「100年後に残す田原俊彦計画(仮)」としてデジタルデータを残す動きをここ数年で進めています。この動きに関しては、小学館も参加しているため関係があります。
最後に、月島きらりさんもとい『きらりん☆レボリューション』。こちらは連載20周年を記念してVRライブを開催しています。そもそも、掲載されている雑誌がちゃおのため、小学館から作品が出ています。
ちなみに今回披露するライブは、特別バージョンではあるものの、ベースはすでにあるVRライブです。今回のサンリオVfesのライブを見て気に入ったら行くこともオススメします。
VRライブが開催されているプラットフォームがVIRTUAL LIVE ARENA (VLA)であり、こちらは小学館とLATEGRAの2社が連携して制作されたものです。
そしてLATEGRAは、先程の「100年後に残す田原俊彦計画(仮)」のプロジェクトにも参加しています。
つ、繋がっている……! 少なくとも表で分かる範疇でも関係が見えてきているものなのです。じゃあ、なんでその3組が手を組んでサンリオVfesに……?
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ここまで引っ張っておいて分からないのは申し訳ないです。ただ少なくとも、キティちゃんが『バラライカ』を披露し始めて、クロミちゃんが『抱きしめてTONIGHT』をノリノリに踊り始めて、挙句の果てには月島きらりさんとキティちゃんを交えて『マツケンサンバ』を踊りだすステージができた事実だけがあります。
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ただ、どれも見たことのない組み合わせのはずなのに、すごく馴染みがあります。なんか昔からあったような存在しない記憶として流れてくる感覚。
その昔どこかでキティちゃんときらりちゃんが交流する話を特別回としてやっていたような気がする。
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クロミちゃんと田原俊彦さんが揃って赤いオープンカーに乗ってくるのもどこかで見たことがある気がする。
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最初に組み合わせを聞いたときの「何だこの組み合わせは!? 」と感じた印象に対して「なんか昔からの仲だったかもしれない……」と納得させられているわけです。
きらりちゃんとキティちゃん、シナモンくんがマツケンサンバを踊っているライブって何?
そして、マツケンサンバ。月島きらりちゃんとキティちゃん、シナモンくんも交えて4人で『マツケンサンバⅡ』を披露。マジで頭を抱えるほどのパワーがもらえます。
もうマツケンサンバをいろんなキャラクターが踊っている時点で面白いです。ライブの演出も、バリバリに楽しいエンタメに振っています。ただただ楽しむことに集中してもらいたいです。
……信じてもらえないかもしれませんが、月島きらりさんのマツケンサンバが上手すぎる話をしてもいいですか?
キティちゃんとシナモンくんは応援! といったスタイルでダンスを披露。ちっちゃい身体がその腕で全身を回っている様子は本当にキュートでした。
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その一方できらりちゃんは、「完璧に覚えてきましたよ」と言わんばかりに踊ってきます。『抱きしめてTONIGHT』でもバックでDJをやっているため、全曲出ています。
きらりちゃんは、確かにアイドルです。
なので、振り付けが完璧なのは納得ではありますが……いやそもそもきらりちゃんはマツケンサンバを知っているでしょうか?
実際にきらりん☆レボリューションと『マツケンサンバⅡ』の公開時期を調べてみると、どちらも2004年に発表されている作品です。
きらりちゃん……マツケンサンバ覚えていてもおかしくない……!?
そんな共通点をここで発見することあります?
さらに調べてみると、シナモンくんも2002年にデビューし、2004年から数年間はサンリオキャラクターによる総選挙で3位を記録。期待のルーキーとして活躍してきた時期です。
もしかして真面目な話をすると、このマツケンサンバって20代後半あたりの人にとって幼少期の原体験に深く刻まれているのでは……?
シュールになりかねない場面をカッコよく決めるから松平健さんって最高なんだ
考えてみると、そもそもの『マツケンサンバⅡ』のミュージックビデオの時点から面白いですよ。
当時の評価はさておき、突如として5カメラに分かれだすレイアウト、2番になるとスタジオ撮影が味変感覚で突如差し込まれます。もう散々突っ込まれている話ではありますが、内容がサンバと関係性がない! でも、明るい曲調でキレッキレの振り付けですごく楽しくなります。
ぜひ、松平健さんのチャンネルで他のミュージックビデオも見てください。どのミュージックビデオもシュールな場面になりかねない場面を大真面目にやることで、面白くエンターテイメントにしています。
つまり、今回の「小学館Presents マツケン☆トシちゃん☆きらりん☆レボリューション SPECIAL LIVE」も大真面目にやっているからこそ面白い部類ということです。
つまり、もう行きましょう!
ライブは2月24日から全3回上演!
ちなみに、ライブを楽しむ前にライブ参加用のアバターであるモチポリからペンライトを出せるようにしておくのがオススメ。リングメニューから取り出すことができ、色も自由に変えられます。
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他のライブにも活かしてもらいたいですが、マツケンサンバではキャラクターたちも持っているため自分たちも持って参加するといいでしょう。
そして、アーティストパフォーマンスの有料チケットを買っていない人は購入して準備をしましょう。まだ買っていない人の場合は、応援グッズ付きもオススメ。黄金のモチポリが付いてくるため、マツケンサンバ全力で挑めます。
「小学館Presents マツケン☆トシちゃん☆きらりん☆レボリューション SPECIAL LIVE」は、2月24日20時30分、3月8日19時30分、3月16日13時30分に上映されます。
演目内容は予測の範囲内。でも、予測できたところで受け止めきれるとは限らない。圧倒的なコンテンツの”力”を全身で感じてください──