日本時間3月13日、VRChat社は2025.1.3公開に向けてオープンベータbuild 1601が公開されました。今回のオープンベータでは、Webカメラを使用したデスクトップ上でのトラッキング、カメラドローンが新機能として登場しています。
その他にも、インスタンス作成者もステッカー機能などの使用許可の設定になるなどの変更が盛り込まれています。
Webカメラを使ったデスクトップ上でのトラッキング(Selfie Expression)
Webカメラを使ったデスクトップ上でのトラッキング(Selfie Expression)を使用することで、デスクトップのユーザーでも手や顔を使った動きを盛り込めるようになります。現在は有料サブスクリプション「VRC+」のみの機能ですが、将来的には一般公開される可能性もあるとのこと。

機能を使うためには、設定から「トラッキングとIK」にある「フェイストラッキング」、「セルフィーエクスプレッションを有効にする」をONにする必要があります。

実際にドローンを飛ばすような体験を カメラドローン機能
VRChatでの撮影機能としてカメラドローン機能が追加されました。この機能は有料サブスクリプション「VRC+」に加入している人のみ対象です。
従来のカメラ機能にもフライングカメラを用いて、レンズをドローンのように移動させることはできました。今回実装されるドローン機能は、動画撮影などを想定したものです。ゲームパッドのようなコントローラーにも操作対応されており、別途設定項目も確認できました。

機能を使うためには、メニューから「カメラ」、「その他」にある「Launch Drone」を選択。従来のカメラ機能と独立されているため、メニューから起動する必要があります。

インスタンス作成者もステッカー機能などの使用許可が盛り込めるように
インスタンスを作成する際に、新たに機能の許可項目が盛り込まれるようになりました。従来行っていた、パブリックなどのインスタンス選択後に追加される形です。機能の許可項目では、絵文字をはじめ、ステッカー、今回追加されたドローンなどの機能を許可するか選択できます。
イベントの運営をする際に機能制限を盛り込んでおくなどすると、快適な進行ができるでしょう。

またインスタンスを建てた後にも、インスタンス作成者が機能のオン・オフの切り替えを行えます。ワールド内にプリントなどが残っている状態で機能をオフにすると、すべて削除されます。機能のオン・オフはメニューの現在地より選択可能です。

これまでもワールド制作者はステッカーの機能を禁止させることはできましたが、この変更によってワールド制作者はウェブサイトから機能のデフォルトを設けられるようになります。
その他の変更点
セーフティーの選択画面が変更されました。

カメラドリー機能が正式版に予定された内容に更新、PhysBoneに調整が入りました。
変更点の詳細については、パッチノート(英語)をご確認ください。
●参考リンク
・パッチノート(英語)