バーチャル美少女ねむ、瑞・人類学者Milaと共同でレポート「メタバースでのハラスメント」を作成 約900件の回答を分析

メタバース文化エヴァンジェリスト・VTuberのバーチャル美少女ねむさんは11月8日、スイスの人類学者・Mila(リュドミラ・ブレディキナ)さんと共同で全世界のソーシャルVRユーザーを対象に行ったアンケート調査への回答約900件を分析したレポート「メタバースでのハラスメント」を公開しました。レポート本文は、こちらのnoteリンクにて閲覧できます。

調査概要
  • 目的:ソーシャルVRにおけるハラスメントの実態を調査するため
  • 対象:VRヘッドマウントディスプレイを用いて、ソーシャルVR (VRChat、Rec Room、Neos VRなど) を直近1年以内に5回以上使ったユーザーで、英語もしくは日本語話者の方(デスクトップ・スマホからのみの利用者は今回は対象外)
  • 方法:2022/9/5~9/24、Googleフォームによる公開アンケート
  • 募集:日英仏3カ国語でプレスリリースを発行し世界中のメディアに送付。各種メタバース関連団体の力を借りて拡散。
  • 公式サポーター:NPO法人バーチャルライツ、PANORA、メタカル最前線、株式会社ブイノス
  • 回答数:876件

レポートは、「Part 1. ハラスメントの経験率」「Part 2. ハラスメントの実態」「Part 3. ハラスメントの影響」「Part 4. よりよいメタバースのために」「Part 5. メタバースユーザープロファイル 2022」と5つの項目に分かれており、ハラスメントの実態から、ユーザーがどのような対策を求めているのかなど、メタバースとハラスメントに関わるトピックの概観を推し量れるようなものとなっています。

ハラスメントの実態としては、性的なものが多いことがわかる
VRでの没入性がハラスメントを「リアル」に感じさせる
より安全になるためには、お互いの良心に頼るべきだという回答が多かったことが見受けられる
77%は法律による規制を望んでいない

(出典:メタバースでのハラスメント (Nem x Mila)

また、11月26日22時からは、「YouTube LIVE 報告会」も実施予定。バーチャル美少女ねむさんとMilaさんが、視聴者からの質問もリアルタイムで受け付けながら、同レポートを報告するとのことです。

●参考リンク
プレスリリース
バーチャル美少女ねむ(Twitter)
Mila(Twitter)

ABOUT US
アシュトン「メタカル最前線」初代編集長
2021年3月より「VRChat」はじめソーシャルVR/メタバースの魅力を発信するメタバースライターとして活動。週100時間以上仮想空間で生活する「メタバース住人」として、AbemaTV「ABEMA PRIME」、関西テレビ「報道ランナー」、TBS「サンデー・ジャポン」ほか多くのメディア取材を受ける。2022年4月に「メタカル最前線」を創刊。