ピクシブ株式会社は11月25日に、同社の運営する「BOOTH」とソーシャルVR「VRChat」で連携することを発表しました。
BOOTHはVRChatユーザーのアバター、衣装、ワールドなどのデータ販売に多く使われており、VRChatのタグが付いている商品は5万以上も存在します。
これまでにもサイト内でのカテゴリーをソーシャルVRユーザーを意識したものに変更をしたり、VRChat内にプロフィール設定にBOOTHへのリンクがアイコン付きで表示されたりと、意識しているかと思われる場面がありました。
そして連携の発表とあわせてVRChatに「BOOTH House」を公開。モデルハウスワールドとなっていて、ワールド内に置かれているものはBOOTHで購入ができます。本記事では、BOOTH Houseをじっくりと紹介、驚くべきワールドの完成度に迫ります。
ゆったりと過ごせるモデルハウス
今回公開されたのはモデルハウスのワールド。落ち着いた雰囲気と音楽でモデルワールドではありますが、フレンドといっしょにお話をするのにも使えます。家の中は豪邸と言わんばかりに広く充実しており、ソファの目の前にミラーが置いてあるリビングや、Unityを開いている作業部屋があります。
ほかにもVR睡眠にも使える寝室、ダーツやお酒が完備しているバーも用意。部屋の数や作り込みがすごく、じっくり見るだけでもかなりの時間を潰せます。
定番アセットがすぐに分かる! 虫めがねギミック
ワールド入り口に置いてある虫めがねを持ってワールドにある家具などに向けると画面が表示されます。表示される画面には商品名、値段、作者が書かれており、触れるとブラウザが開き、直接BOOTHの商品ページへいけます。
虫めがねで見てみるとワールドに置かれている物を見てみると、いろんなワールドで置かれている定番アセットもあるのもわかります。VRChat公式と提携して直接商品ページへ飛べるイベントは多くありましたが、ワールドの定番アセットに対して直接商品ページに飛べる導線が敷かれているのは有意義でかつ、これまでになかったのではないでしょうか。
ハイレベルなワールドを勉強する教材にもなり得る
虫めがねギミックは、定番アセットを知る機会以外にもワールド制作者がいかにしてアセットを使っているのか活用方法がわかる機会でもあります。BOOTHの特集ページでは使用されている商品がまとめられていますが、その中には販売されているワールドも含まれています。
販売されているワールドの中には、VRChatでサンプルが公開されていることがあるので行ってみることにしましょう。
あくまでも筆者の場合ですが、正直なところほとんどどこに使われているのか特定できませんでした。浴槽などの一部はわかりやすいですが、いろんなアセットが違和感なく使われているので、写真で見比べないと気づけないのがほとんどです。
寝室は元のワールドがホテルにも関わらず、別のアセットと合わせることで高級感もありつつも家に置いてあるベッドに仕立て上げています。
「BOOTH House」に飾られている額縁の中には、元のワールドでどこに使われている場所が載っている写真もあるので、見比べて探してみるのもいかがでしょうか。