自分のアバターでショート動画が簡単に作れる? VRM変換から「VARK SHORTS」使い方まで解説します!

4月6日、エンターテイメント特化型メタバース「VARK」を運営する株式会社VARKは、VRM形式の3Dモデルだけでショート動画を無料で作成することができるWindows PC向けのソフトウェア「VARK SHORTS」を公開しました。VRM形式のアバターがあれば簡単にショート動画を作れます。

とはいえ、BOOTHで販売されているアバターをVRM形式のアバターに変換させればいいのか分からない人もいるかもしれません。この記事では、VRM形式のアバターへ変換させる方法から「VARK SHORTS」の使い方までを紹介します。

アバターの特定サービスへのアップロード等に関しましては、使用モデルおよびサービスの利用規約等をご確認のうえ行うことを推奨します。

使っているアバターMToonにしよう

「VARK SHORTS」で使えるようにシェーダーを「MToon」と呼ばれるものにする必要があります。MToonは、InspectorのShaderから選択すると変えられます。シェーダーごとにアバターの見え方が異なるので完全に再現するのは難しいですが、自分の手で調整してみましょう。

liltoonを使用しているアバターであれば、変換機能を使えば見た目をほぼそのままにMToonできます。liltoonの設定に1番下にあるMToon(VRM)に変換できます。

変換した後は、パーツごとに変換後のマテリアルを入れましょう。Elementから「〇〇○_MToon」と書かれたマテリアルをドラッグアンドドロップしてください。

全部のパーツで済ませたら完了です。

UniVRM導入してエクスポートしよう

VRM形式でエクスポートするためにはUniVRMが必要です。こちらのリンクからダウンロードしましょう。ただし、「VARK SHORTS」はVRM1.x系は対応していません。VRM0.x系のみ対応を選択するように注意しましょう。

UniVRMをインポートしたら、使っているアバターをエクスポートする準備をしましょう。VRM0から「Export to VRM 0.x」を選択してください。

Tポーズ出ない場合はボタンを押して、Title、Version、Authorを入力したらエクスポートしましょう。

アイコンを設定したい人は、この画面で設定できます

アバター改変の際に「ModularAvatar」などのUnity拡張ツールを使用している場合は注意が必要です。「ModularAvatar」の場合、独自のコンポーネントによりUnity上にて「プレイモード」に入った瞬間、衣装のボーンヒエラルキーを自動的に元のアバターに統合させる仕組みとなっています。

そのため、VRM形式にエクスポートした際に、衣装のボーンが素体モデルに追従しなくなってしまいます。そのため、「ModularAvatar」から「Manual bake avatar」を選択してください。「ModularAvatar」で行う処理を適用した状態でのアバターが生成されます。

表情を設定しよう

エクスポートをしただけでは表情が設定されていません。そのため、VRM形式のアバターをUnityにインポートして設定する必要があります。「Import from VRM 0.x」から先程エクスポートしたアバターを取り込みましょう。

VRM形式のアバターには、「VRM Blend Shape Proxy」があります。「VRM Blend Shape Proxy」にある「BlendShape(BlendShapeAvatar)」をダブルクリックして編集しましょう。

それぞれの表情ごとにシェイプキーを使って編集をしてください。編集後は、エクスポートを行ってください。

「VARK SHORTS」にアバターを取り込む

エクスポートが完了したら、最後に「VARK SHORTS」へアバターを取り込む作業が待っています。公式サイトから「VARK SHORTS」をダウンロードしましょう。

ダウンロードを済ませたらVRMファイルを読み込むからエクスポートしたアバターを選択してください。このアバターに変更するを押せば完了です。

アバターを変えたい場合は、タイムライン上にあるアバターからアバター変更でできます。

以上でアバターをVRM変換から「VARK SHORTS」までの流れになります。4月13日までテンプレートが毎日増えるので、この記事を参考にショート動画を投稿してみてください。