ディストピアの世界へようこそ 「ヴィルーパ 中層 Sector 2496」【#ヤタノの漫遊記出張版】

VRChatには現在、すべてで2万5000種類を超える「ワールド」があります。そのほとんどは、ユーザーコミュニティーが有志で生み出したものとなっており、その数は日々増加中です。そんな、VRChatの醍醐味の一つでもある「ワールド」。しかし、あまりにも数が多くてあまり探索できていないという方も多いはず。 いつも集まれるワールドは見つけやすいけど、一緒に遊んだりできるワールドを見つけるとなると中々見つけられない。

そんな時に役立つ企画が「#ヤタノの漫遊記」です。「#ヤタノの漫遊記」は、2019年1月から活動するVTuber・バーチャルFOXヤタノさんが、日々増え続けているVRChatのワールドをTwitterとYouTubeにて面白おかしく紹介するというもの。

そんな「#ヤタノの漫遊記」から、バーチャルFOXヤタノさんご本人に、さらに紹介したいものをピックアップ。140秒では収まりきらない魅力を紹介していただく連載が「ヤタノの漫遊記出張版」となっています。

ディストピアの世界へようこそ RP組織「観測者」制作のサイバーパンクワールド「ヴィルーパ 中層 Sector 2496」

本日紹介するワールドは「ヴィルーパ 中層 Sector 2496」というワールドとなります。

こちらは「観測者」と呼ばれるRP組織の1つの世界観を示すワールドです。みんな大好きであろう巨大な高層ビル群や煌びやかなネオンなど、いかにもサイバーパンクという光景がこれでもかというほど強烈に広がっているSF調のワールドとなっています。

まずワールドに入ると通路から始まります。そこにはセキュリティー?か警備兵?らしき男が立っています。

この者、写真だとこんな感じですがかなりでかいんです。私でもこの差だからかなりデカいと思います。

こんな感じ。これぐらいの身長の人物がこの先沢山出てきます

通路から先に進むとそこはいよいよネオン輝く高層ビルが建ち並ぶ都市が広がります。もうこの時点で物凄い情報量がありますね。

隣を見てみると電光掲示板があります。

SNS上の呟きらしきものがあるのでこの世界でもそういったサービスやアプリがあるのでしょう。背景の技術などを見る限りかなり進んでいそうです。

内容も世界観に連なったモノで気になる用語がチラホラありますね。

上を見てみるとそこは観測者のシンボルマークが爛々と光り輝きます。あそこがオフィスになっているのでしょうかね。

都市の方に視線を戻して少し進んでみるとリフトがあり、そこから降りると街へと繰り出せます。

このワールドはエリア毎にわかれており、かなりの広さとなっています。全てを回るのはかなり時間が掛かりますのでとりあえず探索してみて気になった所をピックアップしていこうと思います。

やはりこういったサイバーパンクな世界観でよく目にするのは光り輝く看板。ここでもたくさんの看板から放たれるネオンの輝きが眩いくらいに映り込んでいきます。

醤油店なの?と考えてしまうけど基本的にこういった世界の”醤油”は私達の”醤油”とは掛け離れていることが多いんですよね。

街中を見ているとバス停の辺りでも観測者のポスターが。書いてある一文を見る限り都市が観測者の支配下に置かれているディストピアな感じが出ていますね。

オフィスビルが見える所から横の方にはトンネルがあり、そこから第二エリアの方に進むめます。こちらもかなりの広さですが第一エリアより比較的軽かったり上層エレベーターの付近まで行けるようです。

時折車が通る道路の路面がとっても綺麗。

いくつかの場所ではラクガキらしきものも見受けられます。

そして近くには項垂れる獣人の住居者。中層という事なので比較的裕福な者達がいるはずなのですがやはりというか路頭に迷う者もいるようです。ここから彼は下層へと追いやれられる事になるのでしょうか…….

ちなみにこのワールド、最初の通路から右手の方に各エリアにテレポートできるギミックがあります。迷った場合や行きたい所がある場合、誰かとはぐれた場合はここを活用するといいでしょう。

そしてそのテレポートから行けるbarにて入った瞬間聞こえてくる嘆き。

どうにもこの項垂れている住人、金に困窮していたのか金貸しに借金していたようです。

「必ず返しますから」と聞こえてきますが向かいにいる何も言わない金貸し、そしてこの世界観からして彼の未来は暗雲が漂っている事がよくわかります。

この後臓器売りさばかれそう()

barの隅っこに無造作に置かれたもうなんというか、形容しがたい字とイラストが書かれたダンボールが詰まれています。この都市の規模にもなっても食糧には困ってそうですし、きっとどこかの肉、なのかもしれませんね。

都市のいくつかにいるお掃除ロボット。マスコットのような外見にも見えるその愛らしい姿は鬱屈した気分を晴らしてくれるようです。

まぁ中には「お掃除、完了しました」ってずっと言って動かないでいる子もいますけど(

また、テレポートギミックか徒歩で向かうとオフィスビルの中にも入れます。ここまできた都市のゴチャゴチャしたところからは一転して清潔感があふれる光景が広がっています。

休憩所には宣伝が流れるところもあります。

飲める醬油を販売しているのでしょうか?
一見嫌な予感がしますけど食べるラー油なるものもありますし案外こういったのもイケるのかもしれません。この惑星の醤油がちゃんとしているかは定かではありませんけども(

という感じで色んなところを回りました。
しかしここでの紹介はほんの一部です

このほかにも沢山行ける場所もありますし、所々で小ネタが挟まれていたりととっても大ボリュームとなっています。

ぜひとも皆さんこのサイバーパンクな世界を訪れてみてくださいね。