株式会社Shiftallは1月8日、アメリカ・ラスベガスにて開催されている大型見本市「CES 2024」への出展に合わせ、新規メタバース向け製品を発表しました。
発表した製品は、超軽量VRヘッドセット「MeganeX superlight」(メガーヌエックス スーパーライト)、メタバース用モーション・トラッキング装置「HaritoraX ワイヤレス R」(ハリトラックス ワイヤレス アール)、PC/スマホ両対応のワイヤレス防音マイク「mutalk 2」(読み:ミュートーク ツー)の3種。「mutalk 2」は、本日より公式ストアにて予約受付を開始しています。価格は1万9900円(税込)。出荷予定は5月となっています。
MeganeX superlight
2023年1月に同社が発表した「MeganeX」の約半分の重量を目指し、限界まで軽量化チューニングを施すことで、装着性を大幅に向上させたモデル。5.2K HDR対応マイクロOLEDパネルの性能はそのままに、インサイドアウトカメラやスピーカー、テンプルを廃し、「MeganeX」比でFOVをさらに広げた全樹脂製レンズを採用しているとのこと。
「MeganeX」の場合は、インサイドアウト/アウトサイドイン両方のトラッキング方式に対応していた点が特徴でしたが、本機ではアウトサイドイン方式のみへの対応とのこと。SteamVR Base Stationに対応しています。
ディスプレイ: 1.3inch Micro OLED 5.2K(2,560×2,560 x2) , 10bit HDR / 120Hz
重量: 約200g (フェイスパッド・ヘッドバンド含まず)
ヘッドトラッキング方式: SteamVR Base Station方式での6DoF
接続方式: DisplayPort + USB2.0
価格(税込): 未定
発売時期: 2024年
HaritoraX ワイヤレス R
従来のIMU方式に加えて、専用カメラによる光学認識を用いてドリフト(誤差)を自動補正するハイブリッド方式を採用した新しいVR用モーション・トラッキング装置です。IMU方式の軽量・長時間駆動・遮蔽物の影響を受けないという強みと、光学方式のドリフトしない精度の良さを兼ね備えているとのこと。
なお、光学認識による補正を可能とする専用カメラは、本体とは別売りを想定しています。専用カメラをPCにつなぐと、カメラの視界内にセンサーが写った瞬間に、それまで蓄積されていたドリフト分のねじれを自動補正します。そのため、カメラの方向を向く機会がある使い方では、IMU方式に必須の一定時間ごとのキャリブレーション操作が不要となるとのことです。
動作時間: IMU方式: 約20時間 , IMU+光学方式: TBD
トラッキングポイント: 胸 / 腰 / 両膝 / 両足首の6点
※追加ユニットを購入することで、全身に拡張可
センサー(IMU): 加速度・角速度・地磁気センサ(9軸IMU)
専用カメラ: USBにてPCに接続
無線通信方式: Bluetoothまたは専用ドングルによる独自通信
対応VRヘッドセット: SteamVR対応ヘッドセット各種
※全てのヘッドセットでの動作を保証するものではありません
価格(税込): 未定
発売時期: 2024年
mutalk 2
自分の声を周りに聞こえにくくし、周囲の騒音もマイクに入りづらくする機能を備えたワイヤレス防音マイクの新モデル。専用通信ドングルによる無線接続時の高音質・低遅延化に加え、Bluetooth接続、有線接続(USB Audio)も可能としています。外観はそのままに、マイク・通信チップともに完全刷新し、長時間利用時の音質変化を抑えるためのマイク保持機構も変更。また、通常のマウスパッドに加え、鼻声にならない新構造のマウスパッドも付属します。
動作時間: 10時間連続利用可能
充電方式: USB Type-C , 充電時間 約2時間
通信方法:
・無線接続
Bluetooth® Ver.5.3
専用通信ドングル (USB Type-A)
・有線接続
USB (USB Audio)
音声ビットレート:
・有線接続時または専用通信ドングル接続時
音声入力 (マイク): 最大 48KHz,24bit
音声出力: 最大96KHz,24bit
・Bluetooth接続時
音声入力 (マイク): 最大 16KHz,16bit
音声出力 (HFP): 最大16KHz,16bit
音声出力 (A2DP): 最大44.1KHz,16bit
Bluetooth対応プロファイル: HSP/HFP/A2DP
マルチポイント接続台数: 最大2台
価格(税込): 19,900円
予約: 2024年1月8日
発送: 2024年5月
●参考リンク
・プレスリリース
・Shiftall公式サイト