VRChatの悩み、会話ができる機会が意外と少ないこと。そもそも話せる相手がいない場合はもちろん、パブリックで人混みに入ろうとしても会話の輪に入れない場合もあります。
でも、人と話したい！VRChatに来る目的はさまざまあれど、少なくとも自分はこれまで縁のなかったものに出会いたいからやっているところがあります。
そんなときに連絡が！
内容はVTuberのエンジンかずみさんによるVRChatを中心にインフルエンサーを招待したイベント。舞台は主催者であるエンジンかずみさんが制作した1対1お話しワールド「NAGiSA」。
1対1でのお話しだから会話の輪に入れないといった悲しみを迎えなくてもいい。ということで、VRChatをはじめVRゲームなどの活動者が集まったイベントに参戦してきました。
率直に言って「NAGiSA」は、引き出しが瞬発的に求められ続ける、会話のパワーレベリング会場でした。
2代目編集長仲間！ ゆーてる
会話デッキを使ってみますか。普段、VRChatでは何をしていますか？……執筆と取材じゃないかこれ！？仕事と遊びがゴチャゴチャになっている人に聞くと大体そうなるぞ！？
取材が楽しいから遊びみたいなものですよね。現場が楽しくて、その後の執筆が大変なんですから！
日中だってデスクトップでVRChatに入って、作業しながら通話感覚で入り浸っていますからね。
会話デッキをめくりますか。
10万円を今日中に使うとしたら何に使いますか。……マンガの一気買いですかね。ワンピースとかヒロアカとかの巻数がそこそこあるマンガを揃えたい感じはします。
僕はQuest3かな……アタッチメント類が今のPICO4だと合わないので買い替えたい！
あ～10万円ってQuest3の買い替えを周辺機器込みで行うならピッタリぐらいなんですよね。
VRゲームクリエイター 大田マト
物理演算クラフトVRサンドボックスゲーム『Primitier（プリミティア）』を手掛けるクリエイター。Steam版はすでに発売されており、2024年4月にQuest単体版が発売されました。
軽く自己紹介をするとVRゲームを作っています。
どのような作品を作っているのですか？
VRサンドボックスゲーム『Primitier』を作っています。Minecraftなどのサンドボックスゲームはあると思うのですが、VRでやってみたといったゲームですね。
Twitter（現X）で見たことあります！VRChatも遊んでいるんですね。
VRChatのゲームワールドも作ったことありますよ。
（プロフィールから制作されたワールド一覧を見る）あっ「Treasure Scramble」の作者さん！？まさかそんな繋がりがあるとは……
VRゲームを作っていると聞きましたが、自分がVRChatを始めた2022年より前に『Primitier』の動画を見た覚えがありますね。
約4年前、つまり2020年頃ですね。
木を切っているゲーム画面の映像を見たことがあると思います。ゲーム開発ってロングスパンだと思うのですが、すごく公開するのが怖くないですか？
私の場合は制作初期で反響があったので怖くなかったです。
FUJIYAMAの制作者 ちはや
日本人ユーザーが多く集まるワールド「FUJIYAMA」の制作者。その他に「アバター改変なんもわからん集会」の運営に関わるなどしています。
こんにちは～「NAGiSA」の仕組みって海外のコミュニティで楽しんでいるワールドを参考にしているんですよね。自分も参考元の存在を知っていたから作ろうとしていたんですよ。
Twitter（現X）で発言したらかずみちゃんの方から今作っているってリプで言われて、制作を取り下げて応援に回りました。でも、かずみちゃんがやって正解でしたよね。
VRChatを取り上げた動画がすっかり浸透した時期に新たな試みをするのって上手いですよね。
このフォーマットは本当に上手いですよ。海外で流行っているだけあります。
5分あっという間に溶けますからね。
気軽に人と話せるし、目の前に現れたら話さないといけないわけですし。
パブリックでの複数人いる環境と違って、抜け道がありませんよね。
Twitchで活動中のミームになったストリーマー core
Twitchを拠点にFPSゲームを中心に活動。VRChatで遊んでいる様子のミーム動画がバズり、人気となったきっかけ作りになった。
ここどこ？こんばんは！ようこそ〜ここはどこ？一杯記念で乾杯！お名前は……
東雲で、しののめって読みます。メタカル最前線で編集長をやっています。
かわいい！珍しい！
何やっている人ですか？
普段はVRChatでは活動していませんが、TwitchでFPSの実況をしたり、イラストレーターとして活動したりしています。
なんか、りんさんはVRに興味持っているのが分かるよ～
coreさんもめちゃくちゃハイテンションだなぁって思ったら配信者って聞いてなるほどって思いましたよ！
普段は日本人と遊ばないから思うんだけども、日本人のみんなってアバターがオシャレ！赤髪のりん……！
自分のイメージカラーです。
編集長がオシャレだとテンション上がるなぁ！
メタカル最前線はファッション系に力を入れていますので！
性教育特化でコミュニティ作りも積極的！ 由宇霧
性教育に特化したVTuber。花魁の姿で、性教育に関する動画や生配信での発信はもちろん、書籍の出版も行っています。直近ではCLUSTARSをはじめとしたコミュニティ作りを積極的に行っています。
和風のFUJIYAMAでゆうぎりさんに会えるのはとても合っていますね。
実は今日、Twitchの配信準備をやらないとなぁって思っていたんですよね。収益化あたりの設定は問題なかったですけども、エラーとかの設定でアワアワしていたんですよ
そしたら、さきほどTwitchで活動しているcoreさんに会ったんですよ！何かを願うと人が来るんだなぁって思いました。
縁結びがコンセプトであるFUJIYAMAで話すと、なおさら説得力がありますね。
メタバース系VTuber 猿頭トリートメント
VRゲームやメタバースを取り扱うVTuber。VRChatではゲームワールド「VRCボクシング」を活用した大会「V拳闘杯」の主催を行うなどの活動をしています。その他にもMetaQuest アンバサダーにも任命されています。
はじめまして！メディア向けの体験会でいつもお会いするのですが、いつも挨拶できていなくて……
トリートメント
お名前を存じております。
いつも日産などのワールドを手掛けている往来の案件ときにお会いしますよね。改めて、どういった活動をしているのか聞いてもいいですか。
トリートメント
VRゲームを中心に動画を出したり、VRChatでもイベントを開いたりしています。東雲りんさんは、いつも何をしていますか。
普段はメタカル最前線の記事執筆や編集、運営に駆け回っている感じですね。企画を考えたりもしています。
トリートメント
企画も考えているんですね。今までの企画だとどういったものがありますか。
直近では海のワールド特集があります。ワールド選定は別ですが、所属している浅田カズラさんとの会話の中で出た企画でした。
あとは、水着改変のワンポイント特集もアイデアはkaihenアンバサダーですけども発案は自分です。最近は執筆や内容を詰める段階で他の人に任せることが増えましたね。
VRでアナログゲームを盛り上げる！ とむこ
一般社団法人REARVの代表理事。ボードゲーム『ガンナガン』をVRで体験できるようにしたワールド『VRガンナガン』をワールド制作。拡張版を実装するためにクラウドファンディングを実施し支援総額1014万円を達成した。
とむこさんだ！こんばんは～
こんばんは～
終わりでバタバタしないために、写真を撮ってもいいですか？
最初に撮る派と最後に撮る派に分かれていますよね。
今ふとプロフィールを見たんですけども、誕生日が8月5日って見えて自分の誕生日と同じ！？って思いました。5月5日ですね。
5日仲間ですね。（執筆現在で）もうすぐ誕生日だから祝わないと！
もう24歳ですね……
若いじゃないですか。
でも、後1年でアラサーの仲間入りじゃないですか！
20代の無茶は将来に来るから気をつけましょうね。エナジードリンクとか飲みすぎていませんか？
学生時代にTRPGのセッション前にコンビニで買ってきて、夜通しでやったことありますね。夜通しのセッションで、エナジードリンクは結構効いちゃうのが怖くなってしまって飲まなくなったのですけども。
私はもう0時になると眠いので……
エナジードリンクを飲まない理由に、もともと自分が朝型の人間だというのもありますね。
今だと朝のイベントってVRChatにありますよね。広島集会の友達もいますし。
グループのバナーに広島集会（※VRChatのイベント）が出ていますが、参加しているんですか？
今の広島集会ってREARVが主催になっているんですよ。
そうなんですね……広島集会とはメタカル最前線で初期で取材したもので、初のインタビュー相手だった気がしますね。まさかそんな縁が……
5分は知らない人と話すちょうどいい時間
今回はインフルエンサーを交えた形でのイベントでしたが、「NAGiSA」ではランダムでの1対1マッチングが可能です。オープンしたばかりの今だと、パブリックでも400人が同時に参加している様子も確認できるので大チャンス。
今回は使いませんでしたがワールドの機能で延長がありますので、5分では足りないと思った場合は使うこともできます。
知らない人と話すならば、5分ぐらいが無計画で話せる分岐点とも思っています。また冒頭でお伝えした通り、会話における瞬発力がひたすらに試されるので、疲れたら休憩するのもオススメです。
とにかく誰かとおしゃべりをしたいという意気込みさえあれば、間違いなく誰かしらと会話ができるので「NAGiSA」を使ってみてください。
ソーシャルVRを中心に取り扱うWebメディア「バーチャルライフマガジン」の2代目編集長。