「アバター改変したいけど思いつかないんだよなぁ」「欲しい服は見つからないし、欲しいって思った服は対応服でもない」とアバター改変をするには問題が山積み。
そんなあなたにバーチャルショッピングモールの「Carat」に行ってみるのはいかがでしょうか?
「Carat」とは、ショッピングモールを模したワールドで、アバターの服を見ながらオーナーとの接客を楽しむイベントです。取り扱う服は現実のファッションに近く、VRoid衣装と3D衣装の両方があります。
毎月2回開催日があり、2部制で参加者が交代する形です。7月は、23日と30日に開催されます。
「どういう服があるのか分からない」「アパレル店の接客が苦手なんだよなぁ」など不安があるかもしれません。メタカル最前線では、2回にわたってイベントの様子から運営へのインタビューまでCaratの魅力を深く掘り下げていきます。
前半の本記事では、実際に参加してみて分かったCaratの魅力を3つ紹介し、店舗を出しているオーナーへのアンケートをしてきました。
魅力① オーナーのこだわりが詰まった店舗と商品たち
Caratではオーナーと交流を楽しむイベントのため、オーナーのいる店舗のみ開店されています。店舗の中に入ってみると、オーナーのこだわりが詰まった商品と装飾があります。
店内の商品は手に取ることができ、ミラーもあるため現実の試着感覚で商品を確かめられます。一部の商品では、服のサイズを変えることもでき、自分のアバターに合ったものに直感的にできます。
店舗にはオーナーが立っており、商品の説明やこだわりを聞けました。筆者の場合は、どのようにして服のテクスチャを描いたのかといった裏話をうかがえました。
魅力② バーチャル上の接客体験が楽しい
普段のアバターの服やアクセサリーの買い物は、写真や説明文などから判断をしていました。モデリングやテクスチャの質感がどのようになっているのか、実際に目にしないと分からなかったのです。Caratでオーナーと実際に話をしてみたり、3Dモデルを手にしたりして、バーチャルだけども現実さながらの服選びまで体験できました。
でも、「洋服買うときに店員と話すのが苦手!」って思う人がいるかもしれません。筆者もリアルでのアパレルの接客は苦手ですが、アバター同士で話していることや、アバターだから着たことのない服に挑戦しやすいこともあって、会話をするのが楽しかったです。
魅力③ショッピングモール気分を味わえる
Caratでは、ショッピングを楽しむ以外にもフォトスポットで写真を撮って楽しむ遊びもあります。フォトスポットでは、宣材写真が撮れそうな白背景から大量に買い物をした後を思わせるソファまでさまざまなシチュエーションを用意。
また、店舗以外にもカフェなどのスペースが置かれており、写真を楽しむのも良し、休憩をするのもいいでしょう。
オーナーへこだわりを聞いてきました!
Caratには、11人のオーナーがいます。それぞれに、異なるジャンルの服やこだわりがあるためアンケートで聞いてきました。
Q1 どのようなジャンルの服を売っていますか
VRoid男性アバター向けの服テクスチャを販売しています。
アメカジ~ロックの現代風が多いですが、着たいものを好きに作っている感じです。
現実世界にいる20代~30代の女性が好みそうな大人かわいいアイテムを販売しています。
Q2 普段どのようなアバターや改変をしていますか
きれいめお姉さん系が多いかも。
Caratで使わせていただいているアバター(ウルフェリアちゃん)もそうなんですけど、女の子アバターを男の子ぽくするのが最近多いです。
服はアバターごとにちょっとしたテーマみたいなのがあってそれに合わせて着せていたりします。
VRCの平均身長より少し高い大人の女性を意識して改変しています。ギャル系統が多いです。
私自身は黒基調の洋服を着ていることが多いです。チャイナ系も良く着ます!
Q3 商品のこだわりポイントを教えてください
アバターやアクセサリーを引き立たせるよう、シルエットとシンプルさを重視しています。特に袖や裾などの広がり方にこだわっています。
また、一部パーツをカスタマイズできるようバリエーションをもたせています。コーデの楽しさを知ってもらえたら嬉しいです!
身体のラインを綺麗に見せる衣装や、身体から変に浮かんでいないちゃんと「着ている感」を大事にしています。
どの商品も現実の縫製手順まで考えて作っています。
布や素材の質感と着用時のシルエットには特に力を入れています。
また当店の商品は勿論の事、他のショップさんのアイテムとも組み合わせやすいように、なるべくカラーバリエーションを増やしパーツを分けてできる限りお客様自身が好きに自由にコーディネートできる衣装セットにする事もこだわりの一つ。
普段できない接客をされながらのショッピングに興味が湧いたり、気になるオーナーがいたりしたら、Caratに行ってみるのはいかがでしょうか。
後編では、Caratを運営しているenuさんとvorufuさんにインタビュー。Caratが誕生したきっかけや、ファッションのこだわりなどをより深く掘り下げていきます。
●参考リンク
・Carat(Twitter)
・Carat公式サイト
着回しのできるシンプルでカジュアルな服が多いです。
お店のテーマカラーである紫をポイントで入れたりしています。