10月17日、VRoidプロジェクトはVRoid Studioの新機能としてVRChat想定アバターに3D衣装を着せ替えできる機能のオープンベータを開始することを発表しました。
主な機能としては、以下の4点です。
今回の新機能詳細(公式サイトより引用)
これまで2023年12月からクローズドベータが行われていましたが、Steamのベータ版機能を使ってオープンベータを開始することになります。
今回の新機能が実装された背景には、従来のVRoid Studioでは.vroidファイル以外の着せ替えができない状況があります。現状のBOOTHでは、VRChatを使用を想定している3Dモデルが多いこともあり、完全にカバーしきれなかったのがあります。BOOTHでの3Dモデルの取引額は、運営から発表されている「BOOTH 3Dモデルカテゴリ取引白書2024」から増加傾向であり、VRChat向け衣装もカバーできることは大きな出来事とも言えます。
またVRChat向けアバターをVRMでエクスポートすることもでき、VRChatから他のプラットフォームに持ち出しやすくなるメリットもあります。
オープンベータは、Steamのストアページから「VRoid Studio」を入手し、ベータへの参加が必要です。詳細の説明は公式サイトをご覧ください。
1. UnityのEditor拡張によるモデルデータの変換
VRChat想定のアバターデータおよび衣装データをVRoid Studio上で扱うための独自フォーマットへ変換できます。
2. 独自フォーマットのデータ&VRMファイルのインポート
独自フォーマットのデータ(XAvatar)あるいはVRMファイルを、VRoid Studioへ読み込むことができます。
独自フォーマットのアバターデータあるいはVRMに対して、衣装データやアクセサリーデータ(XWear)を追加し、編集することができます。
3. フィッティング機能
体型の異なるモデルにも快適に衣装をフィッティングさせることができます。
4. VRChat向けデータおよびVRMファイルでのエクスポート
着せ替えたモデルはVRChat向けのデータあるいはVRMファイルとしてエクスポートすることが可能です。