VR法人HIKKYは8月24日、同社CVO(Chief Virtual Officer)の動く城のフィオさんが、初の著書「メタバース革命 バーチャル経済圏のつくり方」を、扶桑社から9月18日より発売すると発表しました。価格は1650円(税込)で、電子書籍版も同日より配信開始します。
動く城のフィオさんは、先天性のうつ病、対人恐怖症を患いながらも、バーチャルリアリティ(VR)とメタバースに出会ったことで救われ、2018年にVRSNSでの展示会「バーチャルマーケット」をプロデュースし、開催を実現。その後も、HIKKYのCVOとして、同イベントを世界最大級のメタバース展示会へと発展させました。
同書では、最新のメタバース実践本として、実際にメタバース経済圏を実際に作り出した同氏が、世界最大のVRイベントはなぜ日本で誕生したのか。メタバースの生活や文化、仕事のあり方に触れつつ、「バーチャルマーケット」の発展の過程で何が起こり、成長のためのどんな工夫があったのか、豊富な企業の事例を紹介、そして、経済圏はどこへ向かうのかを紹介する内容となっているとのことです。
- はじめに
- 第1章:メタバース転生
- 第2章:メタバースとは「空間のインターネット」である
- 第3章:バーチャル空間にまつわる環境・文化
- 第4章:クリエイターが集結する「バーチャル」とは
- 第5章:メタバースのビジネス活用のポイント
- 第6章:メタバース上の職種と働き方
- 《コラム》知っておきたい「ブロックチェーン系」メタバース
- 第7章:メタバースで日本が強いわけ
- おわりに「これからもバーチャルで生きていく」
また、本日8月24日21時からは、同書の予約販売開始を記念して、バーチャルマーケット公式Twitterアカウントより、スペース配信イベントを実施します。MCには、HIKKY COO/CQOのさわえみかさんが、ゲストにはVRクリエイター/VRイベントファンタズムセブン主催のリーチャ隊長さんと、蕎麦屋 タナベさんが登壇します。
以下に、今回の出版に際して動く城のフィオさん本人からのコメントを掲載します。
●著者コメント
私がメタバースでアバターをまとって生きるようになってから、あっという間に4年が経ちました。うつ病と対人恐怖と引きこもりのどん底にいたあの頃、メタバースだけが私の救いでした。はじめてVRを装着してメタバースの世界に入った時、心からワクワクしたのを昨日のことのように思い出します。
2021年から、メタバースという言葉に注目が集まり、大きな期待も寄せられるようになりました。私が本書『メタバース革命 バーチャル経済圏のつくり方』を書こうと思った理由は、メタバースが遠い未来の話ではなく、今もう既に実現しつつある現在の話だということを伝えたかったからです。
メタバースには、さまざまなスキルや情熱を持ったユーザーの才能が集結していて、今この瞬間にも素晴らしいコンテンツが生まれ続けています。今までになかったような新しい職業もできつつあり、たくさんの企業がメタバースを自社のビジネスに活かそうと取り組みを始めています。
本書では、今まさに現実のものとなりつつあるメタバースにおける生活や文化、仕事にフォーカスを当て、豊富な事例とともに紹介しています。「バーチャル空間で生きていく」という生き方が、本書を手に取って頂いた皆様へのなにかの気付きになれば嬉しく思います。
●参考リンク
・プレスリリース
・動く城のフィオ(Twitter)
・バーチャルマーケット公式Twitter