皆さんは自分らしさを表現する「改変」がしてみたい!と思ったことはありますか? 色んな人の改変を見ていると、良い改変などが多く、初心者でも自分なりの改変をしたい!と思う人もいるかもしれません。 ただどうしてもアバターが高くて手が出づらいという人や、アバター選びで失敗したくない……という方もいると思います。
そんな初心者のために、アバターの選び方を、改変数が400を超えた改変好きのライターが教えます!
目次
アバターを選ぶときに、商品ページで見ておきたいポイント4点
まずはBOOTHなどでアバターの商品ページを見ているときに見ておきたいポイントを紹介!事前に知っておくことで、後からの「知らなかった!」ってならずに済みます。
アバターのポリゴンって何?
アバターのポリゴン数とは、アバターを構成する「三角の面(ポリゴン)」がいくらあるか……ということ、四角面の場合は三角が2つで2個……というイメージです。ポリゴン数はVRChat内のアバター選択画面などで確認できます。
VRChatにおいては、Excellentが32,000、Good〜Poorが70,000(Quest/Android版は7,500〜20,000)というポリゴンの制限がかけられています。つまり70,001(Quest/Android版は20,001)からアバターパフォーマンスはVery Poorになってしまいます。
パフォーマンスランクって何?
パフォーマンスランクとは、VRChatのアバターがどれだけパフォーマンスに影響を与えるかを確認する事の出来るランクです。
Excellent〜Very Poorまで存在し、基本的には軽量化のされているアバター程Excellentに近づくようになっています。 なお、具体的な条件はVRChat公式の説明ページからご確認ください。
必ず確認しよう!VN3ライセンスについて
BOOTHのアバターには「VN3ライセンス」という利用規約が書かれていることがしばしばあります。VN3ライセンスとはいわば「利用規約」で、どこまでが許諾範囲なのか等が記入されたシートになります。
例えば、法人利用は権利者に個別に問い合わせが必要だったり、性的表現が禁止されていたり……など、作者に応じて内容が変わるため、購入前に確認をしておきましょう。
特に大事な点が、3の「センシティブな表現」や、5の「再配布、配布」について、センシティブ表現は許可しないアバターやプライベート範囲での使用のみ許可されているケースが存在するため、違反しないように気をつけてください。
また、再配布については基本的には禁止(無料のものでも禁止なケースがあります)なため、アバターをフレンドからファイルで受け取ったり、不正にダウンロードしたり、しないように気をつけましょう。
VN3ライセンス以外にも、利用規約は商品ごとに設定されていることがほとんどです。利用規約で書かれていない内容について気になる場合は、BOOTHのメッセージ機能を使うなどして問い合わせするのがいいでしょう。
実はかなり大事?アップデート履歴の確認を忘れずに
かなり見逃しがちなのが「アップデート履歴」です。
BOOTHページの説明欄に記入されていることが多く、例えば「2024/08/20 Ver1.04」のように、アップデート日とバージョン、変更内容が書かれていることが多くなっています。
知らないうちにアップデートが行われていて、便利になっていたり、バグが修正されているケースもしばしばあります。 また、アバターによっては、発売から数年たってしまっていてアップデートが終了しているケースも存在するため、購入前に確認しておきましょう。
アバターを選ぶときに、アバター改変の観点で見ておきたいポイント4点
アバターを購入したあとはデフォルトのまま使う人もいると思いますが、アバター改変をしたい人もいるでしょう。アバター改変をすることを踏まえたうえで、アバター選びをするのも大切な観点です。
対応衣装の数を調べて、購入を検討しよう!
アバターを購入し改変する際に、「デフォルトから衣装を変えたい!」と思うこともあるかと思います。しかし、非対応衣装を着せるのは自分で進んで調整などをやらないといけません。
そうなってくると「対応衣装」の着せ替えが簡単でオススメ。
「対応衣装」とは例えばマヌカなら、マヌカの体系に合わせてModularAvatarなどのツールでSetup Outfitを行うだけで簡単に着せられる……といったイメージです。
アバター名で調べたり、URL末尾の数字(マヌカなら5058077)で検索したり、サイトで調べたりする方法があります。
対応衣装が少なくても「セミ対応」もあります!
もし気になるアバターの対応衣装が少なくても心配なく! VRChat衣装の中には「セミ対応衣装」が存在します。 セミ対応衣装とは、さまざまな裾の長さなどをシェイプキーで調整を行うことで、体系が違うアバターでも着せ替えのしやすく設定されたものです。
「腕の長さや足の長さが違うから上手く着せれるかな……?」といった時でも、簡単に着せることが可能なため、選択肢の一つとして考えてみることもオススメです。
完全に好みのアバターが見つからなくても! 改変でカバー!
アバターを探しているとやはりあるのが「ここが違かったら最高なのにな…」というケース、でも安心してください!顔の形や髪型、服なら改変でカバー可能。
例えば「マヌカがツインテールなら……」と思ったときも、好きなツインテールをBoothで購入し、Unityで改変することで実現可能。 アバターのイメージを守って改変するのも、完全に自分好みに改変するのも自分次第!というのがVRChatの改変の楽しさの1つでもあります。
シェイプキーが多いと何が出来るの?
シェイプキーの数が多いと、より自分好みの「改変」がやりやすくなります。例えば、表情シェイプキーが多ければ、目の位置や形の調整シェイプキーが多かったり、体形のシェイプキーが多かったりするので、服から身体が貫通しても対応できます。
より自分らしいアバターを求めたい!という人はシェイプキーの数を見てみると面白いかも?
なお、衣装によっては主に胸周りでシェイプキーに対応していない場合があります。商品ページで書かれている場合もあるため、シェイプキーを活用している人は確認するようにしましょう。
アバターを選ぶときに、アバター独自の要素で注目したいポイント3点
山のようにあるアバターですが、それぞれのアバターにはアバター制作者のこだわりが詰め込まれています。アバターによってさまざまですが、ここではいくつかアバター独自の要素が反映されているポイントを紹介します。
立ち座りAFKモーションが入っている場合は要チェック!
VRChatでは立ったり座ったり、VRデバイスを外すなどで離席(AFK)したりするときにモーション(動き)が再生されます。デフォルトで設定されているものの、アバターの雰囲気と合わないこともあるでしょう。
しかし、アバターにモーションが設定されている場合は、固有のモーションを取ってくれるため、より可愛さやカッコよさを求めることができます。設定されている場合は商品ページで、動画や画像などでポーズが確認できることもあるので、要チェックです。
Quest版とPC版ってどこが違うの?
VRChatは「パソコン版」と「Quest版」で表示されるアバターが変化します。パソコン版でアップロードされているアバターは、Quest版(Android版)にもアップロードしないと表示されません。
しかし、通常のアバターをQuestに対応させるのは少し手間があり大変……
ですが、Quest対応も付属しているアバターなら問題なくアップロードできます。ポリゴン数やシェーダーなども制作者の手で最適化されているので、使う側としても安心して使いやすいです。
Quest対応版が同梱されているアバターとしては「ラスク」「まめひなた」「カルキア」などが存在します。
「公式Discord」や「ファンコミュニティ」を有効活用しよう!
ショップやアバターによっては「公式Discord」や「ファンコミュニティ」が存在する場合があります。
公式Discordやファンコミュニティでは、不具合報告やユーザー間での交流、衣装情報の共有などが行われているため、アバターを購入して何もわからない状態でもさまざまなユーザーに意見や情報を共有してもらうことができます。
アバターごとに使っているユーザー層も意外と変わってきたりします。もし公式Discordやファンコミュニティがある場合は、チェックしてみましょう。
結局アバター選びってどうするべき?
アバター選びは、これまでに紹介した要素を踏まえながら、最終的には「自分が好きかどうか」で判断するのがおすすめです。もし判断に困る場合は、先輩のユーザーに聞いてみたり、Twitterなどで意見を集めてみたりするのもおすすめです。
また、アバター選びが難しい場合は、アバターミュージアムやバーチャルマーケットなどのイベントを活用したり、メタカル最前線内のアバター特集記事を利用するのもおすすめです。ぜひ、アバター選びを楽しんでみてくださいね。