日産自動車株式会社は4月25日、今年1月にVRChat上で実施したイベント「日産アリアとめぐる環境ツアー」をいつでも体験できるように再構成した形で、一般公開しました。
日産とメタバースのこれまで
日産といえば、昨年11月に東京都銀座にて運営する実在のショールーム「NISSAN CROSSING」をバーチャル空間上に再現したことでも話題を呼んでいました。
今回一般公開された「日産アリアとめぐる環境ツアー」は、VRChat上の「NISSAN CROSSING」から電気自動車「日産アリア」に乗り込み出発する、ツアー形式の体験型ワールドです。ツアーの中で、地球温暖化の影響を体験しながらカーボン・ニュートラルに向けたアクションを考える内容となっています。
今年1月の限定イベント開催時には、多数の参加者から好評の声を受け、各メディアでも紹介されるなど大きな話題となりました。
実際にツアー体験へ行ってみよう！
同ツアーは、「NISSAN ARIYA “Global Warming& Our Future” Tour」というワールドにて体験することができます。VRChatのワールド検索から探してみましょう。PCVR専用のワールドのため、Quest2は非対応であることに注意が必要です。
さっそく、実際に公開されているワールドをレポートしていきます！
ワールドに入り、最初に目につくのは電気自動車「日産アリア」とナビゲーターです。
ナビゲーターの声を聞いて説明を受けると、ボールのオブジェクトが出ます。そのオブジェクトに触れることでツアーが進みます。触るまでは、ツアーは進まないので自由なペースで案内を受けることができます。
ナビゲーターの声を聞きながら、車で世界中を巡っていきます。精巧に作り込まれた「日産アリア」を見ながら進んでいくため高い臨場感となっています。
ドライブの後は、北極と南極が一緒になった場所に着きます。ナビゲーターの案内のもと、地球温暖化についてシミュレーションを交えながら勉強していきます。
シミュレーションの中では、シュールさをまといながら沈んでいく白くまの姿などユーモアを交えながらの説明で、退屈することなく楽しめました。
プレスリリースにて日産は、「VRコミュニティの一員として、その普及を後押しするとともに、既存の枠組みを超えた情報発信をする予定」だと伝えています。実際にツアーを体験して、場面転換を多く挟むことや、わかりやすさを重視した場面設定、自分でギミックを動かす部分など、VRでの情報発信という点で、かなり工夫されていると感じました。
ツアーはまだまだ続きますが、ここからは怒涛の展開が待っています。ぜひ自分の目で確かめてみてください。
●参考リンク
・プレスリリース
