NPO法人バーチャルライツ、文化団体の登録制度・法人会員制度を公開 17団体・3社が参画

NPO法人バーチャルライツは4月25日、ソーシャルVR上で文化活動を行う団体とのさらなるアライアンス強化に向けて、文化団体の登録制度、および法人会員制度を公開しました。文化団体の登録制度には、ソーシャルVR上のイベント団体など、すでに17団体が参画を表明しています。

登録された文化団体には必要に応じてアンケート調査やヒアリングを行い、同法人の施策推進活動に反映していくとのことです。また、法人会員制度は、法人の理念に賛同し賛助する意思のある法人に向けた制度で、会員企業には年に4回、VRに係る法規制や政策動向をまとめた会報「VR Policy Review」が送付されます。入会金は1万円、会費は6万円/年となっています。

NPO法人バーチャルライツは、2021年3月に設立総会をVR空間で行った日本初のNPO法人として認証・設立した日本最大のVRアドボカシー団体です。VR文化とユーザー・クリエータの権利擁護と文化発信を主な目的として、議員や有識者を招いたVR文化カンファレンスや勉強会、文化発信イベントの開催、調査事業、官公庁・国会議員連盟への政策提言などを実施しています。

同法人は、今回のアライアンス強化の背景として、昨今、世界的な注目の高まりから「メタバース」に係る各種団体の設立が相次いでいる状況を指摘し、このような情勢の中、既存の「会員」や「アンバサダー」といった枠組み以上に当事者の方からの声を取り入れていく必要があると判断したと伝えています。

文化団体の登録方法

同法人の理念に賛同し、調査活動等に協力できるVR文化に係る団体は、文化団体として登録が可能です。登録の主たる条件は下記の通りで、Googleフォームに必要事項を記入することで申請ができます。

(1)VR文化に係る団体であること
(2)利潤追求を主たる目的としていないこと
(3)活動開始の日から6か月を超える期間が経過していること
https://forms.gle/UZqhfTBxFrj9L4MD6

●参考リンク
・プレスリリース

ABOUT US
アシュトン「メタカル最前線」初代編集長
2021年3月より「VRChat」はじめソーシャルVR/メタバースの魅力を発信するメタバースライターとして活動。週100時間以上仮想空間で生活する「メタバース住人」として、AbemaTV「ABEMA PRIME」、関西テレビ「報道ランナー」、TBS「サンデー・ジャポン」ほか多くのメディア取材を受ける。2022年4月に「メタカル最前線」を創刊。