2024年で良かったVRChat関連コンテンツアンケート

2024年もあと僅か。そこで、2024年で良かったコンテンツなどをアンケート形式で募集しました。相手は、2024年で取材した人と編集部所属ライターとなっています。お忙しい中、回答していただきありがとうございました。

スタンミ

お祭りみたいですごく良かったから♡

回答していただいたのは、リーチャ隊長

ホテルカデシュ4/6開催のエイプリルフール特殊イベント

洋画系ロールプレイイベント「ホテル・カデシュ」の今年のエイプリルフール特殊イベントは「1989年のカデシュ・ニューヨークに迷い込んでしまう」という内容だったのですが、これがいろいろな側面からファンをにっこり(あるいは涙)させてくれる大変素晴らしいものでした。

現代よりは少し色褪せた古い映画を思わせるセピア調な空間、

よく知っているはずなのにちょっとずつ様子の違うホテル……。

作中では既に亡くなっているキャラクターたちと目を合わせて会話をしたり、

あるいは現代では朗らかなキャラクターたちが血相を変えて睨みをきかせる様子を目の当たりにしたり……。

作品の「厚み」や「奥行き」が確実に増す、特大の仕掛けでした。

また、実はここでの出来事が現代のホテル・カデシュへ大きな影響を及ぼしていたことが後々明らかになったりと、終わってからもなお何度も口角の上がる体験をさせていただきました。

VRChatでのコンテンツ展開におけるひとつの可能性を目の当たりにさせていただいた、非常に印象深いイベントです。

1回きりの特殊イベントでワールドも非公開のためアクセスする方法は残念ながらありませんが、公式のイベントレポートに写真が残っているのと、タグをつけて参加者が投稿しているレポートから当時の様子を窺い知ることができます。

回答していただいたのは、縛(ふぅ)さん

まるドラカフェ シェモワ

もはや説明不要な可愛さのまるドラちゃんたちが、猫カフェの猫のように接客してくれるイベント。

行けばわかる。行かねばわからない。そんな夢のような1時間を体験できる最高のイベントです。行け。

回答していただいたのは、くっしーEXさん

AMOKA

少し異色な回答になってしまうかもしれませんが、AMOKAさんのアバターに注目しています。AMOKAさんといえば2019年から活動されているVRChatではかなり古参のアーティストですが、最近衣装が一新され、そしてMoisanさんが大胆な変化となる新ビジュアルをお披露目したことが話題になりました。

僕の知る限りでここまで大きなビジュアル変更はかつて無かったです。しかし、実はこれまでも少しずつ頭身が高くなったり衣装が変わったりと、元のイメージが崩れないようにゆっくりアップデートがされてきました。その流れを経て今回の新生AMOKAのビジュアルには時代の変化を感じましたし、何より「AMOKAの挑戦はまだ始まったばかり」と言わんがばかりのメッセージ性を感じました。

回答していただいたのは、PONYOさん

Ink party

ドレスコードを含めた世界観の美しさに自然と涙が溢れました。

イベント自体はジャズの演奏会イベントなのですが、ワールド自体が作り込まれている/徹底された「肌を黒一色で塗りつぶす」というドレスコードを参加者全員がきちんと守っている。これによってイベント全体に統一感が現れ、ジャズの演奏がより心に響くイベントとして成り立っています。

心から響くイベントは多数ありましたが、本心から「これ以上のことは成せない、負けた」と思ったイベントです。

月例開催イベントのため、直近12月開催のご案内を掲載します。

回答していただいたのは、改札口西口さん

ぷらね邸 – PLANETEI

本格的なプラネタリウムを鑑賞しながら寝られるのがとてもうれしい

のんびりしたいときに最適

回答していただいたのは、mystia777さん

日本人向け 1対1お話しワールド NAGiSA [JP]

VRChatに久々に復帰したはいいものの、いきなり会いにいけるようなフレンドがいない……なんてときにすご~く助かりました。「とにかく誰かと話してみたい!」という難しい問題を簡単に解決してくれる、ありがたいワールドです。

回答していただいたのは、たちばなさん

NAGiSAは、他にもけいろーさんが回答。

今年も記憶に残るワールドやイベントが盛りだくさんでしたが、「体験」の軸で選ぶならこれ!

長年過ごしてきたVRChatでの生活を、「1人でワールド巡りを楽しむ仮想空間」から「他人とコミュニケーションをして過ごす日常」へと、根本的に書き換えてくれたワールド。

ログインしてもフレンドにJoinする勇気が出ず、1人でワールド散策と写真撮影を楽しむことしかできない――。そんな人見知りユーザーにとって、NAGiSAの登場は革命的でした。

何よりも最高なのが、「一対一のお話しワールド」というコンセプト!

これは、複数人での雑談に苦手意識があり、Publicの輪にも入れない自分が、長年求めていたワールドそのものでした。そう、人見知りでも、一対一ならまだなんとかなる。5分間という長すぎず短すぎずの時間制も絶妙で、日々楽しく会話を楽しめています。痒いところに手が届く「会話デッキ(サイコロ)」や「延長/退出予約ボタン」のシステムもGOOD。

ぶいちゃ生活6年目にして、VRでの“チャット”を、まさか心から楽しめる日が来るなんて……! ありがとうNAGiSA。ありがとうエンジンかずみさん。これからもありがたく通わせていただきます。2025年もまた、仮想世界の波打ち際で会いましょう。

ALCOM

とにかく早いしまとめてパッケージ更新ができる

回答していただいたのは、千種ナオさん

投票ダービー – Voting Derby

シンプルなルールとバランスよく考えられたシステム、結果発表アニメーションの完成度が最高です。大勢でプレイすれば更に楽しく、リプレイ性の高さもあり、気がつけば数時間があっという間に過ぎ去っていた・・・なんてことも多々ありました。数日間夜な夜な人を誘い込んで遊んでたのはいい思い出です。

回答していただいたのは、枕木凛子さん

Vket2024W Cirque du Personnage – Soleil

サーカスを見られるギミックがあり、そのままワールドにしてほしいほどクオリティが高かったです。

回答していただいたのは、なまちさん。

vket 2024summer

今回初めて、友達とvketを回ったのですが、思ったより色んなところをまわれて、また冬以降も回りたいと思ったため。

回答していただいたのは、ずんださん

『シフォン』-Chiffon-

今年1年間プライベートでお世話になったアバターです!
購入したのは5月だったんですが、「いつ発売だったかな」と見返してみたらちょうど2024年1月1日でした。前作の『ライム』-Lime-と同素体ということもあり、対応衣装も豊富でしたね。今年改変された方もかなり多いのではないでしょうか?

ちなみに……!年明け2025年1月1日には、同じくあまとうさぎさんから新作アバター『ショコラ』-Chocolat-が発売されるそう。

回答していただいたのは、アシュトンさん

キプフェル

今話題の「まめフレンズ」からかめ山さん制作の『キプフェル』を選出させていただきました。

「うささき」や「まめひなた」でもお馴染みのもち山金魚さんから販売されているアバターで、アンニュイな表情がかわいらしい猫の女の子です。

BOOTHでは「キプフェル」と検索すると対応衣装など1700件以上の関連商品が並び、イラストや動画など二次創作も多いです。また、キプフェルをテーマとしてイベントもあり、とても愛されてますね。

たくさんのキプフェルがくっついていたり、わちゃわちゃしているところを見るととても癒されます。

回答していただいたのは、きんととさん

しなの/愛莉等のBlendShape数が更に多いアバターが発売されたこと

改変の可能性が更に広がり、様々な改変を見れるようになったため

回答していただいたのは、ふれあ。さん

墨澄ちゃん

無料!かわいい!改変しやすい!

回答していただいたのは、柘榴石まおりんさん

META=KNOT 2024 in AKASAKA BLITZ

無料なのが信じられないクオリティだった。

week1〜4、どれも素晴らしかったけれど、特にweek4はいい意味で異常な完成度だったので、全VR民に見てほしかった。(再演待ってます)

youtubeにアーカイブがあるのでそちらも要チェック。

回答していただいたのは、α-doseiさん

「SANRIO Virtual Festival 2024」CAPSULE公演

今年も刺激的なVRコンテンツが多数生まれましたが、あまりに鮮烈なものとしてこれを推したいなと思います。ダイナミックな空間演出と、CAPSULEの楽曲と姿勢が、バチバチに噛み合って脳汁が止まらんかっこよさであふれ出ていました。ラストの『Starry Sky』からの怒涛の「空間フラッシュカット」のすさまじさよ。万人におすすめしたくなる鮮烈さがそこにありました。

回答していただいたのは、浅田カズラさん

SHOWBYROCK!! #ましゅまいれっしゅ!! キセキかもしれないレゾナンス(キセレゾ)

2024年もいろいろライブ系のVRコンテンツは出てきてすごく楽しかった。正直どれも甲乙付けがたいのだけども、キセレゾがやっぱり自分の中で1番記事を書いていて楽しかったのでキセレゾにしました。

パレードとしても、複数楽曲を盛り込まれており、シチュエーションも凝っていました。茶柱さんの存在は「VRChatの中にあるサンリオピューロランドのパレード」として理想的な繋げ方。

正直ただ見るだけなら他のコンテンツを挙げていたと思います。頭を抱え始めてきたのは、記事執筆のためにアニメの1話を軽く見始めたところから。

「うわぁ~1話のオマージュ入っとる!」

「プラットフォームの文脈!?」

「そもそもNo problem!!って全員で歌っている音源初公開なの!?」

「うちのほわん!?マシマヒメコちょっとジトッとしてない!?」

正直こんなにもアニメのアフターエピソードとして完成度高いのはないです。単体で完成されているパレードに、行間が埋められるともう頭を抱えるしかない。ましゅまいれっしゅの物語として、VRChatのパレード、両方で1つの解とも呼べる内容でした。

ジワジワとヤバさが出てくるのは、この先もそう出会わないだろうなぁ……

回答したのは、東雲りん